SMAP解散

最近は報道も沈静化してきたSMAP問題であるが、もう10月になってしまい年末まであと少しを残すところとなり、それと同時にSMAPの解散の日もだんだんと近づいてきた。沈静化した今だけに、そもそものこの問題の原因を考えたいと思う。マネージャーと社内の人の軋轢はしばし考えないでおきたい。

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昔のアイドルというのは、ジャニーズ事務所のアイドルを含めて寿命がかなり短かった。アイドルのいい時ってほんの2、3年だ。アイドルとしてデビューしたら何年かしたらすぐに大人の世界へと脱皮を図っていた。アイドルでいるというよりも、大人の魅力で魅了する、みたいな戦略に変えていったと思う。そうしないとあとからあとから雨後の竹の子のように新しいアイドルが生まれてくる、そんな時代だったと思う。タレントがながく芸能界で生きていくためには仕方がなかったことなのだ。

グループであれば解散したりソロでの活動が増えてグループとしては体をなさなくなったり、ソロの歌手であれば、俳優業に転身したりもうやめてしまったりとにかくアイドルとしてながく活動している歌手やグループなど皆無だった。
しかし、SMAPはそうした中でアイドルという体をなしながら様々な分野まで活動の幅を広げていった化け物のようなグループなのだ。どんな状態でも、集まればアイドルグループとして機能していた。

アイドルの寿命が短かったときにはそれほど問題にならなかったことが、寿命が延びるにつれて問題になってきたことがある。これはメンバーの結婚問題だ。ジャニーズのグループはグループ内の一人しか結婚してはいけないと言われているらしい。よくわからないルールなのだが、福山雅治さんの結婚前と結婚後などを参考としてみてみると、日本のアイドルというかイケメンたちは結婚すると人気が落ちる傾向があるので、結婚に関しては会社で管理するのは会社経営としては理にかなっているのかもしれない。
しかしそれは若いときだけでいいのではないか。というか、アイドルが寿命が短くみんな若いという前提の管理方法を40近いスマップに適用するっていうのが間違っていると思う。

SMAPの成功で嵐などのグループも30半ばでまだアイドルとして立派に成り立っているのが面白い。昔だともうアイドルという看板は掲げることのできないような年齢だと思う。現在はアイドルなんてジャニーズにしか生まれてこないのでそうなのだろうけど。ほかの事務所では若い男を捕まえて訓練してアイドルとして売り出そうなんて考えているところはないだろう。投資した金額を回収できるような気が、今の時代ではまったくしない。

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私は今回の解散劇には結婚問題が大きくからんでいるような気がする。メンバーの中には本当に結婚したい人がいた人もいると思うし、その度に泣く泣く別れた人もいるかもしれない。みんなもう十分稼いで資産もあるので仕事よりプライベートの充実を考えても全くおかしくない。
ということで、事務所は新たなマニュアルを作らなければならないのではないかと思う。SMAPの次は嵐がそのような問題を起こさないとも限らないのだ。



そんな大切な人が今いるからSMAPを解散したとか脱退したとかいうことが世間で明るみになったら、それはそれで逆に好感度アップしてまた人気が出るかもしれないなと思うんだけど・・・。