ベッド・イン
ベッド・インというバンド、いやユニットかな、を知ったのははっきり思い出せないのだけれどたぶんツイッターだろう。
「いい女」といえるだろう年齢(知らないがどうでもいい、いい女はいつでもいい女なのだ)の女性がバンドをやっている、というだけでちょっと珍しい感じだ。
しかもバブル時代をリスペクトというかオマージュしたというか、多分好きなんだろうな、そんなフレーズ(主にダジャレっぽい使い方なのだが)が飛び交い、最近ではその時代のカバーアルバムまで出す始末である。
しかも下ネタ満載だ(笑)
こんなんライブが楽しくないわけないでしょ!ということでライブに行く機会を狙っていたのだが、今回横浜にやってくるということなので参戦してきたわけなのだ。



もう一つ、ベッド・インが気になっていた理由があって、それはちゃんまいさんの持つギターがSGだったということだ。
自分なりにギターに対するイメージがあって、テレキャスターならロックンロールとかレスポールならハードロックとか。SGはロック色が強いイメージがあるが、その形から何か妖艶なイメージがあり、まだ持ってないが欲しいギターの一つなのだ。今は全く弾いてないので見てるだけでいいのだ(笑)
ちゃんまいさんがなんでSGを選んだか知らないが、なかなかセンスがいいと思い、それだけで気になり始めたのは確かだ。

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今回の会場となった横浜BAYSISは横浜関内のオフィス街の細い路地に入ったところにあり、ほとんどのライブハウスで多いところの地下にある。
今回初めて行ったのだが、意外とわかりやすい。初めて行ったライブハウスでは「そこに入らないでください」とか「そこで立ち止まらないでください」などとスタッフから注意を受けてしまう俺なのだが、今回も例外ではなくしっかりと注意を受けてしまうという失態を犯してしまった。まぁ、ご愛嬌だ。
若い整理番号を持っていたのだが、初めてのバンドのライブなので後ろのほうから観戦しようとギリギリになって入場した。



入場してみるとすでに満員に近い状態になっており、出口付近の壁際といういい位置を確保できた。キャパはそれほどではない。300くらい、いや、もう少し入るだろうか。ただこの大きさの箱で見れるのは最後になるかもしれないのである意味ラッキーだと思った。
一番驚いたことなのだが、女性の客が多いということだ。
もう半分以上は女性だったと思う。あのセクシーなルックスから男性客のほうが多いと思われがちなのだが、そうではなかった。下ネタが過ぎて引いてしまうのか?なんていろいろ考えていたのだが、全体の雰囲気としては、学生時分は女の子の多いクラスはこんな感じだったな、なんて思い出していた。
大人の女性客もいた。
そしてライブ中に、例えば、久宝瑠理子の「男」という曲のサビの部分で「だいたいいつも男なんて自分勝手で頭にく~る~」のところで「Fooooo!!!!」って盛り上がったりしちゃったりして、なんだか自分の代弁者じゃないけど、自分の気持ちをわかってくれるいいおねぇさんみたいな感じになっているのだ。共感が生まれているんだろうな。「ねぇさんカッコいい!」みたいな。
MCでエロ話をしているときにおこる笑いなんかを聞いていると、女の子同士の下ネタ話ってこんな感じで盛り上がるのかな、なんて思ってしまう。
この客層っていうのは意外と新しいジャンルかもしれないので、俺的にはベッド・インはイケるんじゃないかと思っている次第なのだ。



ライブが始まると、ジュリ扇が舞うっていうのはベッドイン特有のライブ風景なのだが、曲はあの当時のユーロビートというよりは、歌謡曲的ロックみたいな感じでゴリゴリ押してくる。
エンドレス・バブルというカバーアルバムを発表したばかりだったので、その中の曲でオープニングから突っ走る感じだ。
このフロントの二人は間違いなくロック畑の人なんだろうということはステージングでわかる。
バンドメンバーはベース・ドラム・キーボード・ギターの編成でそこにボーカルのかおりさんとサブのボーカル&ギターSGでちゃんまいという感じだ。
バンドメンバーは基本的にツンデレのツンのほうで、無表情なのがとてもいいと思っていたが、最後の最後にデレデレになってしまい、それが自分的にウケまくっていた。ずっとかけていたサングラスを外しお客と目を合わせ笑顔を振りまく始末だ(キヨ様)。ちなみにキーボードのジャパンさんの髪芸にも注目だ。長髪でちょっと髪が多い感じなので迫力がある。



途中で衣装の着替えがあるのもベッド・インのライブの特徴かもしれない。
今現在のあの白黒の衣装で登場して、次はボディコン、そしてその次はあの懐かしの番組スーパージョッキーの生着替えを模したもので、最後はもう水着っぽくなる。その御姿がふくよかでいいんだこれが(笑)
男って多分ああいう感じが好きだよねというような感じなのだ。何言ってるかわかんないと思うからライブに行って実際に見てほしい。



後半はオリジナル曲で攻めるのだが、その時の振り付けというか、フロントの二人で合わす振付が簡素なんだけど印象的だ。
そういえば昔のアイドルってそんなに振り付けはなかったけれど、その少しの振り付けが印象に残ってそれを真似していたな、なんて思い返していた。
キャッチーなものをもっと増やしていくといいかなとも思った。みんなすぐに真似できるもの、そういうのみんなでやりたい人多いと思うんだよなぁ。君たちキウイ・パパイア・マンゴーだね、の振り付け楽しかった。ノリノリのかおりさん見てこちらも笑顔に。



全体を振り返って見て、とても雰囲気がいいライブだった。客層もいいのだろう。
初見でも楽しめるし、実際ベッド・インのことをあまり知らなくても楽しめるライブだと思う。特に今はカバーをやっているし。
一応バブル時代がテーマにあるのだが、バブル時代を楽しんだだろうおっさんは不思議と見かけなかったなぁ。
ちなみに今はチェキ会をライブ後に開いているので、一緒に写真を撮ることができる。
俺はシャイなのでなかなか難しいが、サービス満点のチェキ会に参加すればもうあなたはたぶん虜になるはずだ。

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