ダンス

まずは8月11日、MIKIKO先生の誕生日なのだ。

誕生日おめでとうございます。

MIKIKO先生の名前で親しまれている彼女ですが、多分きっかけはPerfumeのトークか何かでMIKIKO先生という呼び名が出てきてそれからずっと、という感じだと思うのだが、これからの東京オリンピックをはじめとした彼女の活躍度から言っても、プロフェッサーMIKIKOとかドクターMIKIKOとかいう名前に進化していきそうなくらいスピード感のある人生を送っていらっしゃるということは、誰しもが同意してくれることだと思う。
はっきり言って、PerfumeもBABYMETALも彼女がいなければ成り立っていない。
多分俺も興味をもって接していなかったと思う。

MIKIKO先生の振り付けを踊る人たちの体の特徴

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MIKIKO先生のダンスを踊る人たちを見ていると、とある共通の部分があることに気付く。
それは、海外のダンサーのように筋肉があまりつかずに女性らしいしなやかな感じを体に残しているということである。
一般的にダンスを極めれば極めるほどそのための筋肉が付いてくるはずなので、例えば往年のマドンナのような体型になると考えるのが普通だろう。
しかし、Perfumeの3人やMOAMETALやSUMETALは体の線は細い。しかし、激しいダンスを踊り、ワンステージを踊り尽くすだけの持久力はある。
もしかしたら、持久力を必要とするだけに筋肉の重さが邪魔になるのかもしれない。
本人たちの体型を保つための節制もあると思うのだが、自然とそのような筋肉の付き方になるのかもしれない。
そのことをも考慮した振付だったりするのなら恐れ入る。

この前のグラストンベリーのライブ動画を見ていると、MOAMETALのダンスがPERFUMEのライブでのダンスのような感じがした。
というのは、無駄な力が抜けていて、いい意味で省エネっぽい感じなのだ。
MIKIKO先生のダンスを極めればああいう感じになるのだろうと思ったがどうだろう?
鞘師さんの力感あふれるダンスとは少し趣の異なったダンスのように感じる。鞘師さんのダンスは、例えば腕を右に出すとしたら最初に軽く左に振ってから右に出すような感じがある。これが力感を生んでいるような気がする。
でも、彼女たち3人がステージ上で交わるとこれがいい味を出しているのに気づく。
いいバンドってこんな感じなんだよなぁ。バンドじゃないけど(笑)

一喜一憂したポリループ

ちょっとPerfumeの話題になってしまうが、初期の曲におなじみのポリリズムという曲があって、その間奏にその名の通り複雑なリズムのパートがあり、そのパートにおけるダンスをポリループと呼んでいたのだが、このポリループが神出鬼没というかめったにお目にかかれないもので、TVサイズだとまず無理、ライブでも省略されたこともあるようなパートなもんだから、今日はやるだろ?今日もダメだったか-、なんていう感想があの頃だったらMIXIのコミュを埋め尽くしていたような時代があった。
このポリループというパート、それほどダンス的には難しくないのだが音楽と合わさるとその世界観がと合致しなかなか見ごたえがあり、いつもライブではFooooooo!だの言って歓声が上がる。

MIKIKO先生のこのダンスソロというか間奏のダンスパートの作り方がうまくかなり盛り上がるのだ。

Perfumeではあとはセラミックガールの間奏パートも面白い。これはなかなか見れないので探してみるといいかも知れない。
このダンスパートがBABYMETALに導入されるというか、新曲ではなぜかギターソロがなかったりしているので、曲中のブレイクみたいな感じのパートでダンスソロがというかダンスアンサンブルというか、まぁそんなものが(笑)目立つようになってきているように思う。

BABYMETALの曲の間奏のダンスパート

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ヘビーメタルは音の重さもあるがギターのテクニカルな演奏もそのサウンドの核をなすものなのであって当然みたいなものだけど、今回は控えめになっていて、メタルギャラクシーというアルバムを全部聴いたわけではないのでわからないが、もしかしたら、もっと3人を前面に出していくような感じに持っていくのかもしれない。今回のツアーで神バンドにお面をかぶせたのも没個性感を出してバックに徹してほしいというプロデューサーの意図なんだろうか。
俺個人としては、楽器ソロよりも楽器のスリリングな掛け合いとかアンサンブルで魅せる、というのが好みなので大歓迎なのだが、ギターキッズならば納得いかない人も多いだろう。神バンドソロは俺も大好きでなくなって欲しくはないし。

そういう状況で、そこにブレイク的にダンスを持ってきてちょっと雰囲気を変えてラストをさらに盛り上げる的な手法をやっているのがこの夏のキラーチューンになりそうなPAPAYA!!ってわけだ。
この間奏のダンスパートはホント面白い。縄跳びを飛んでいるようにも見えるし、「よさこい」を彷彿とさせるようなダンスもある。しかもラップのパートで観客を煽るところでもあるし、ここのギターの単音リフが二本のギターになるところなんて超ワクワクするではありませんか!
これですよ、これ。
至高のパートだと言ってもいい。
こういうのはホントバンドっぽくて好きなんだよなぁ。

エレベーターガールもディストーションだって明確なギターソロはない。
多分曲はこのような構成になっていくのだろう。

でも要はバランスなのだ。
いろいろあるのが面白い。