前回の続きになるが、とりあえずセトリはこんな感じ。

不自然なガール
Pick Me Up
再生
(MC)
Future Pop
TOKYO GIRL
I still love U
マカロニ
ポリゴンウェイヴ
無限未来
GLITTER
(P.T.A.)
FAKE IT
ポリリズム
Time Warp
Miracle Worker
(MC)
MY COLOR
新曲

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イレブン姉さんと一緒にやったのは、不自然なガール、I still love u、Time Warpだった。
あと、場面転換で出てきてのだが、この場面転換の部分というのが曲者というか、今までにない雰囲気のもので、はっきり言って暗くて怖かったと感じた人も多いと思う。
これは、コロナ禍の何もできなかったときの精神状態を表しているのかもしれないが、ライブのお題がpolygon waveなだけに、その世界観でもあるのかなと。その曲もコロナ禍においてできあがったのだろうから、あながち間違いではないだろう。
仮想現実の世界であなたとつながってハッピーとかいう明るいものではなくて、どちらかというと孤独を歌ったものなので。
黒い大きな影に飲み込まれそうになる演出や、突然画面がブラウン管テレビの砂の嵐に転するような演出もあったが、詳しくは12月のアマゾンプライムでライブの模様が放送されるようなので、そこで確認してほしい。
あんなダークなものは初めてだったので、少し戸惑いがあった。

その語りの部分を要約している人がいたので引用させていただこう。
あ~ちゃん、のっち、かしゆかと、順番に一言づつ語っていく感じだ。
語りがポリゴンウェイヴの歌詞の「今が夢、キミの夢、ボクの夢、コレハユメ?」の形式で展開している。

14日のMCでのっちが、「ステージで皆さんの声援を受けてPerfumeののっちになった」みたいなことを言っていたが、まさにこういうことなんだなと思う。
一曲目がシステムリブート、再起動という曲なのだが、その再起動させるエネルギーは観客で、観客がいるから彼女たちはPerfumeになる。「私は私たちになる」ということだろう。
最後の「聞こえますか 見えますか 感じますか 夢の中へ~~~みんなが私たちになる」というのは、彼女たちのライブのとらえ方でもある。
本編の最後に新曲をやったのだが、ミラーボールはキラキラしてきれいに見えるのは光が当たるから、本当は見ている人たちが光で、ミラーボールはそれを反射しているだけなんだよ、という内容の曲だったのだが、これは今日のライブを要約しているように思えた。
Perfumeのファンに対する気持ちなのだろう。

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バラバラと書いてしまってとりとめがなくなってしまっているのだが、ポリゴンウェイヴの前の演出から辺りからをもっとうまく伝えたいのだが、うまくまとめられないのだ。
最後のあ~ちゃんのMC、さすがに泣けた。
病んでくると自分の存在価値を自分に問うようになる。
昔から、一人でも多くライブ会場に足を運んでみてもらおうとして、街頭でチラシを配ったり地道な活動をして動員を増やしていったわけだけど、その人が集まるという状態をコロナ禍で否定されてしまったわけだ。自分がしてきた努力を全否定だ。それだけではないだろうが。一年くらいで終わるだろうと思ってたところいまだ先が見えないどころか益々ひどくなっている感じもある。そういう状態で過ごしていると心に歪みが出てくる。
そのような状態が彼女のMCで伝わってきた。
そういう彼女を見て自然に涙があふれ、自分もやはり神経を張ってちょっと無理をしていたということが分かった。
隣の人も眼鏡を上げて涙をぬぐってた。

ライブが始まる前までは、半分ぐらいMCでも構わないと思っていたのだが(実際こういうファンは多いと思う)想像をかなり超えて作りこんできたことに感銘を受けたライブだったというまとめでこの駄文を終えるとしよう。

チームPerfumeとPTAの皆様、お疲れさまでした。
PTAが「Perfumeとあなた」なら今回のライブはPHA「Perfumeはあなた」って感じかな。

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