コンサート

最近Coachellaの発音がとてもよくできていると感じる。
他人に話す時も良い発音で発声してしまいそうになり、なんとなくいけ好かないキャラになりそうである。
というのも、Perfumeの動画を見ているからであり、同じような想いをしているPerfumeファンは多いかもしれない。
ついついあ~ちゃんの発音をコピーしてしまうのだ。

PerfumeにとってのCoachellaは、私の思っていた通りの結果というか、方向的には同じ方向なのだけれど、私の「こうなればいいな」という極めて好意的な予想を軽く上回ってしまうような、そんなマンガでよく見るようなサクセスストーリーを絵に描いたような結果となった。
ライブ開始時はそれほど人が多くなく、ライブが盛り上がるにつれて客が増えていき、最後には大盛り上がりでライブを終えるという、また、一週目が大いなるネタふりになり、二週目にはさらにお客が増えているという、そして、ライブ後の公式のライブ映像の配信により、いろんな人に興味を持ってもらえた、というなんだかよくわからないけど盛り上がったということしか言えないような、とんでもない熱量を持った事象に触れてしまったような感覚というか、とにかくよかったとみんなが思えるような結果を出してしまったのだ。

チームPerfumeも手ごたえを掴んだことだろう。
でも、ほんとうに化学変化が起こるのはこれからなのかもしれない。
とても良い肥沃な畑に種を植えた感じなのだ。

とにかく、今まで日本でやってきたことが世界でも通じると思えたことは大きい。
これから活動していく上でかなりの自信になったことだろう。
とにかくその場で楽しめてしまうダンスミュージックはフェスには強いという印象も持った。

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Perfumeのライブの本質

これは自分自身が思っていることなので一般的なものではないということを先に言っておきたい。
Perfumeって歌を聴かせるグループでもないし、ただ踊ってダンスを見せるグループでもない。
だから、他のグループやバンドのライブと比較することはできないというか別のもののような表現をする人も多い。

ライブに関してだが、自分はPerfumeは巫女のような役割を演じているような感じに見える時がある。
音楽の神様らしきものにPerfumeは舞を踊ることでアクセスする。
そしてライブ会場に音楽の神様らしきものを降ろすのだ。
そして、みんなでその音楽を楽しむ。
Perfumeは巫女であり象徴みたいなものだと感じる。

Perfumeのライブだけに感じることであり、CDやMVなどにはあまりそれは感じない。
だからPerfumeを少しでも気に入った人には必ずライブに行ってほしいと思う。
本人たちが一番自信を持っている分野でもあるのだ。

エレクトロワールドという曲

今回、コーチェラでライブを行うにあたって、セットリストを決める時にエレクトロワールドという曲を持ってきたことは興味深いことだ。
初期のリニアモーターガール、コンピューターシティ、エレクトロワールドというエレクトロ三部作の中の曲で、ブレイクした当時も一番破壊力があった曲、必ず盛り上がるある意味鉄板の曲なのだ。
この曲で思い浮かばれるのは、あの掟さんのいる前の、それもまた非常に狭いスペースで踊った動画で「せまいドル」なんて言われてたはず。
この初期のブレイク前の曲をコーチェラまで持って行ったというのはかなり熱い。
今回の選曲としては強い曲が選ばれていると思うし、そういう選曲はPerfumeファンなら一度はそんなセットリストのライブに行きたいと思ったことがあるだろう。
それこそEDGEという曲の中の歌詞「一番硬くて尖った部分をぶつけてSEE NEW WORLD(死ぬわ)」そのものといった感じで、コーチェラに対し戦いを挑んでいったという気持ちというか姿勢というか、めっちゃROCKしてるじゃありませんか!
これを世の中では「カッコいい」と表現するんです。

映像を見ても、やっぱり戦いを挑みに行っているというか、ラスボスとも言える敵を倒しに行っている感じが分かるくらい力が入っている部分もある。
ダメージを与えられるかわからないけど、自分たちがずっと信じてきた手持ちの武器を精査し選択し、それを総動員で敵にぶつかっていく感じだ。

もう、もしかしたらこういうライブは見れないのかもしれない。
が、しかしだ。
まだ倒すべき敵はいる。
そこに挑戦するときにまたそのようなライブが見れるのかもしれない。

それがすべてじゃないんだけどね。

もう、チームPerfumeは帰国したようだが、それはちょっと残念だ。
なんかアメリカのTV番組に出演してほしかった。
サタデーナイトライブとかはダメなんだろうか?(笑)

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これからPerfumeは・・・

ファンなら三人ともペットを飼い始めたことを知っているだろう。
それはなんだか癒しを男性にではなくペットに求めたような気がして、しかもそれは私には仕事をもっとやっていくというような決意に見えて、ちょっと涙腺が緩んだ記憶がある。
しかも、いつも三人でいて、三人でいるのが楽しくてというような、女子会というようなものよりもっと年配の方の友達関係の様な不思議な絆を持つ三人だから、Perfumeというグループもその絆の延長線上にあると思えるので、まだまだPerfumeの冒険は続いていくんだろうな。

今回もオフの日にはTikTok社やYoutube社を、社会科見学のような趣なのか訪問するなどしてたぶん楽しんだことだと思う。
お弁当とか水筒とか持って行ったかもしれないと思うとニヤニヤが止まらなくなってしまう(笑)

今年のこのコーチェラの成果は来年のコーチェラまで感じることができないのはちょっと残念だ。なんかフェスか何かに出ないんですかね~?

ちなみにFuturePopのアメリカツアーはsold outがあまり出なかったと記憶している。
まだまだ伸びしろだらけだ。