カラオケ

テレビ東京のカラオケバトルというと、機械で採点するために、機械で高得点の出るような歌い方をするので感動しないとか、歌の良さが全く出ていないとかいろんなことが言われているのだが、番組の趣旨としては、「各界の歌の上手い人が集まって機械の点数でどれだけ高得点が出るか競ってみよう!」ということなので、そのような意見は全く持って番組を理解していないと言えよう。
上手いとか下手とかはある程度基準を定めて測定できるけど、感動するとかしないとかに至っては極めて主観に依存するため、これを数値化するほうがかえって不公平になりやすいのではないかと思う。それだけこの番組の出演者には歌の、それこそ「上手い」人が多いのだから。
そしてその歌の上手い人たちは、どんな歌い方をしてもやはりうまいのだ。

<スポンサーリンク>

前回のコンサートは確かU-18の出演者のみだったのであまり食指が動かなかったのだが、今回は城南海さん、宮本美希さんの名前を見つけたときからそれはもう首を長くしてこの日を待っていたのだ。
城南海さんについては、このブログで書いたこともある。

テレビ東京のカラオケバトルという番組に出てる城南海(きずきみなみ)という歌い手

場所は中野サンプラザということで、ここも初めてだったのだが、やはり歴史のある建物で、トイレが古いながらも大理石で豪華だったりとか、エレベーターの階数表示が昔風だったりとかなかなか味のある建物だった。
コンサートのスタッフもたぶん中野サンプラザのほうの職員のようで、きちんとした制服を着た熟年の方が多かったように思う。
こういう方々なら、コンサートのスタッフではなく、絵画の催し物にいらっしゃても違和感がない感じだ。
私が見慣れたコンサートのスタッフというのは若い男女でTシャツなどの軽装が多かったので、今日はなんだか重厚な感じがした。

開場に入ると、

蘭の花

ちょっとびっくりの蘭の花が置いてあった。さすが魔女、ファン層が違う。

あと、

プレゼントボックス

こんな感じで、スーパーのカゴにしか絶対見えないプレゼントボックスが用意されていた。でもこれ、逆に好感を持った。
次回に参加される人はプレゼントちゃんと渡せるので利用してみるといいかも。

そういえば、今日の客層は全く読めないというか統一感がない。
老若男女参加するようなアーティストのライブでも、ある程度の傾向を感じるし、客層の統一感はあると思うが、今日はなんだかとっ散らかってる感じだ。
出演者のコアなファンや、私みたいなライトな層とか、比較的年齢は高めかも知れないが、実はテレビを見ている茶の間(司会のアナウンサーがお茶の間ではなく茶の間とついつい言ってしまう一面があったのでそれを茶化してるつもり)っていうのはこんな感じなんだろうと思った。

実はこのコンサートは後にBSジャパンで2時間たっぷり放送するというアナウンスに、客席にも衝撃が走る一面もあった。
席は一階の前のほうだったので、もしかしたら見切れているかもしれない。

コンサートの構成は、テーマ曲、U-18は一曲ずつ、大人チームは2曲、中間にデュエットで番組同様に100点に挑戦するコーナーがあり、あとは、フィナーレと中間にみんなでCDに収録されている曲を歌うというような感じだ。
この中間に歌われた歌が、なんだかノリの良いゴスペルのような感じで、あのウーピー・ゴールドバーグの主演でも有名な「天使にラブソングを」のあの感じ、と言えば分ってもらえるだろうか、これがすごく良かった。

ステージと観客の距離、これは心の距離というか物理的距離ではなく精神的な距離が近いように感じた。
客席から手を振るとすぐに返してくれるような感じ。しかもピンポイントだ。
アイドルのライブに行って「目が合った」とか言っているのとは雲泥の差だ。

ちょっと文章が長くなりそうなので、次回には各出演者の歌を聴いた感想を書いていきたいと思っている。
いい意味で期待を裏切ってくる出演者もいたし、点数に関係なく、目の前にいるお客さんに向かって歌を歌ってくる感じなので、なんだか違う一面を見た感じだ。タメ気味に歌を歌わす感じだとか、自由なスキャットを披露したりだとか、そりゃ上手いわな。
初めて聴いた翠千賀さんのオペラ調でなく普通のトーンの歌い方、これがすごく艶っぽい感じでよかった。番組ではこういうのはなかなか聞くことができないと思う。

総括して、司会者含め女性の出演者が9名の中に男性が海蔵さんただ一人だけだったのに、海蔵さんがあまり違和感なく溶け込んでいたことがなんだかおかしかったことを付け加えておきたい。
もしかして心の中ではハーレムだと思っていたのではないだろうか?

ではまた次回。

<スポンサーリンク>

カラオケバトル コンサート in 中野サンプラザ U-18四天王の感想とか。