ペリスコープ

ペリスコープというアプリ

ペリスコープというアプリをご存じだろうか?スマホのカメラで動画を撮影すると、リアルタイムで全世界へと中継できるというアプリだ。とある海外の音楽フェスの様子をそのペリスコープを利用して中継する猛者が出てきたことから、そのアプリが話題になったのだ。自分の中での話だけど(笑)
はっきり言ってそんなことしちゃいけないんだが・・・

インターネットで生中継すると言ったらニコ生が有名だろう。自分でテレビ番組を持つようなものだが、これはニコニコ動画というサイトを通して行うものだ。しかし、ペリスコープは個人が単独で行うことができる。実にパーソナルな日常を中継することができるのだ。ペリスコープはツイッターの傘下にあるらしいから、ツイッターとともに成長していくことだと思う。

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ペリスコープは既存マスコミを超える

これはもしかしたらマスコミも越えてしまうかもしれない。マスコミのリアルタイムの中継というのはかなり制限がある。リアルタイムで起こっている事件にテレビカメラが到着するにはかなりの時間がかかってしまう地域もあるし、間に合わない場合がほとんどだろう。
しかし、このペリスコープを使えば、そこに目撃者がいてその人がスマホを持ちペリスコープのアプリをダウンロードしているならば、その人が情報発信者となりカメラマンとなり貴重なリアルタイムの事件の様子が共有されることになるのだ。そこに2チャンネルなどの人の集まるところがあれば、そこにコメントが集中し、その地元の人や事件に詳しい人など必ずいるので、そこで事件の詳細がまとめられることになるだろう。それをWEBサイトにまとめれば一つのニュースメディアになる。動画と事件の詳細と一般人のコメントなど、マスコミがニュースで放送していることと同じである。
そのようなペリスコープを使った事件の中継など象徴的な事件が起こるかもしれないなと思う。なにせ一般人全員が事件のカメラマンになる可能性を秘めているわけだから。
#ペリスコープ で検索すればどのようなものが中継されたかを見ることができると思う。

ペリスコープで中継するってことは遠隔地で複数の他人の目の代わりをするってことになると思う。中継を見る側からすれば、インターネット回線を通じて他人の目を借りて物を見るということになる。改めて考えるとすごい話だ。こういうことを考えていたら、ふと攻殻機動隊のことを思いだした。

攻殻機動隊の世界とペリスコープというアプリ

攻殻機動隊という近未来のアニメの中の登場人物は、生身の体を義体化(アンドロイド化)して、脳をデータベースにアクセスできるように電脳化している。その物語の中に笑い男という天才ハッカーの話があり、その天才ハッカーはこの電脳にハッキングしてしまう。その痛快さに笑い男は一般人の人気を得て社会現象になる、という話だ。
バトーという登場人物の目の前に現れた笑い男は、そのバトーの電脳をハッキングして視覚を変化させ、目の前にいるのに自分をバトーの目の前から消してしまうという離れ業をいとも簡単にやってのける。
自分の視覚にハッキングされたことに気づいたバトーは言うんですね、
「貴様、おれの目を盗みやがったな!?」

と、このシーンを思い出したのだ。
ペリスコープというアプリは他人の目になれるが、それによって他人の目を簡単に欺けることもある、ということも言えるだろう。使い方によっては面白い使い方がまだまだ気づかれていないように思う。

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まとめ

以前、グーグルグラスというものが話題になった。メガネ型のインターネット端末だったと思ったが、これは電脳コイルというアニメのメガネ遊びのあのメガネではないかと話題になったものだ。アニメの世界が現実の世界になるのは加速度的に早くなってきていると思う。

おれはその世界についていけるんだろうか?
たぶん大丈夫だろう。
人間が想像できないものは人間は造れないからである。(何言ってんだか(笑)