健康診断

先日、大腸の内視鏡検査を勧められとある病院で受けたところ、人間ドックの連中と合流してしまい、あまりの人の多さにびっくりしてしまいました。ストレッチャーの上に寝かされた人がごろごろいるんですね。人間がオートメーション化されたベルトコンベアの上を移動させられているような妙な気分になりました。

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最近近所でも病院が新しくなったり、大きな病院では別棟にて健診センターを作るなど、医療関係はちょっとした拡大傾向にあると思います。実際に私も新築ですがそのような工事に携わらせていただきました。
人間ドックや健康診断ビジネスが盛んになってきているようですね。

私が行った病院の健診センターでは、年齢がやっぱり50~60代の方が多かったように思います。これって団塊の世代だと思うんですよね。団塊の世代がだんだんと年齢を重ねるにつれて景気の良い業種のトレンドが変わって生きていると言っても過言ではないでしょう。
あるときは不動産とか、最近では健康診断になってきているというわけです。最近、がん患者が多くなっているという統計が出ましたが、ただ単に人口の多い団塊の世代の人たちがそのような年齢になっているというだけだと思われます。

なんで健診ビジネスが盛んになってきたかと言うと、テレビ番組の影響も考えられます。テレビタレントが健診や人間ドックを受けるだけの番組もありますし、健康バラエティーも盛んに放送されています。実際に人間ドックで異常が見つかって治療を受けた人もいらっしゃって、関根勉さんの例はは記憶にも新しいのではないでしょうか。
そんな様子を見ていると、私も受けたほうがいいのでは?と思いますし、実際に受けていない人が多いようですから、健診や人間ドックへの興味も沸いてくることだと思います。

これがすごいと思えるのは、健康に見える人といいますか、実際に健康に生活している人まで患者になっちゃうということなんですね。患者になって病院でお金を落とすということです。病院は病気の人がお世話になるという常識を覆してしまったわけです。
健康診断を受けることはいいことですし、自分の体の状態を把握することは必要なことだと思いますが、ビジネスとしてみた時にはなんだかすごい仕組みを感じますね。そのタレントが受ける人間ドックのテレビ番組を医師会が作って放送しているとしたら、です。

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健康第一、身体が資本だ、とかよく言われますが全くその通りで、元気があれば何でもできると言ったアントニオ猪木さんも全く持って正しいと思います。
年に一回はせめて健康診断に行きたいですね。

ちなみに私の大腸内視鏡検査はポリープが一つ見つかり切除が無事完了しましたことをここに報告いたします。