野良猫への餌やり問題の解決法

なぜこれだけ野良猫への餌やり問題が過熱気味に語られるのかというと、それは猫が身近でとてもかわいい存在だからということなんでしょう。他の動物への餌やり問題は条例で持って同時に禁止されていたりするのですが、猫だけは異常に反応する感じがしますね。猫は愛玩動物で、長年の間自己のかわいらしさでもって世の中を渡り歩いてきたんだと思います。

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野良猫の餌やり問題の解決法の一部として、実際に活動されている方がいらっしゃいますし団体も存在しています。
同僚の家の近くの動物病院の先生は、野良猫を捕まえては去勢して放しているそうです。もちろん無料でそういうことをしているようです。そのような活動をひっそりとしている方もいらっしゃいます。公言していないんですね。勝手に去勢してしまうこのと是非はともかくとして、不幸になってしまう確率の高い猫を生み出さないような努力だと考えられますので良いことだと思います。

京都ではまちねこ活動といって、地域住民の理解を得て、環境の美化、糞尿の管理を一定のルールに基づいて行って、野良猫に去勢手術をしてひと世代のみの命を全うさせようという活動をおこなっています。これによって野良猫の数をコントロールしようということでしょう。京都の観光名所である神社仏閣には猫が似合いすぎると思います。古い町並みにも猫が合いますね。もはや風景の一部だと言ってもいいのではないでしょうか。猫を管理することは観光資源を守ることと同じような気がします。

日本には猫が大量に住み着いている島があり猫島などと呼ばれている島があります。猫はそこでは貴重な観光資源となっているようです。たぶん、そこでは餌やりはOKだと思われますので、どうしても餌をあげて楽しみたいという方は行ってみてはいかがでしょうか?
山口県の平郡島(へいぐんとう)、山口県の笠戸島(かさどじま)、香川県の伊吹島(いぶきじま)、福岡県の志賀島(しかのしま)地島(じのしま)能古島(のこのしま)玄海島(げんかいじま)姫島(ひめしま)、熊本県の湯島(ゆしま)、佐賀県の加唐島(かからしま)、山口県の祝島(いわいしま)、沖縄県の竹富島(たけとみじま)などたくさんの島がありますね。こちらにまとめてあります。

また、神奈川県の江の島や広島県の尾道、東京の谷中などは猫が多い地域として有名です。公園では井之頭公園は猫が多いらしいです。猫が好きな人はそういう場所を尋ねてみるのもいいかもしれません。それと近所にいる猫に餌をあげるのは別問題だと言われるかもしれませんが、野良猫と共存するヒントがそこにはあるかもしれません。

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一方、里親募集活動も盛んになってきているようです。まちねこといって、たぶん里親さんを待っている猫という意味なんじゃないでしょうか、そういう形の猫カフェもできているようです。これも野良猫を減らす活動の一部ですのでこういう活動を支援していくことが、野良猫の餌やりのトラブルを減らしていくことになると思います。

猫が好きな人、嫌いな人、野良猫に餌をやっている人が嫌いな人、傍観者、野良猫達、すべてが受け入れられるようないい案があればいいのですけどね。

難しい問題ではありますが、徐々に状況はよくなっていくのではないでしょうか。