リオオリンピックの閉会式での東京への引き継ぎ式の演出が話題となっている。私はPerfume、BABYMETALなど面白いなと思って注目していたのだが、今回の引き継ぎ式の一部で採用されたのは、なんとMIKIKO先生の振り付け演出、真鍋大度擁するライゾマティクス、中田ヤスタカの音楽というPerfumeファンならおなじみのTeam Perfumeが担当したというのは本当に誇り高く、ファンもうれしかったんじゃなかろうかと思う。
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Team Perfumeといったら最近のPerfumeのライブ演出を担当しているので気になった方はライブ映像を見てみるといい。最新のテクノロジーが満載でいったい何がすごいのかわからないほどだ(笑)年末のNHKの紅白歌合戦でもいろいろとテクノロジーを駆使した演出をしているのでご覧になった方も多いと思う。リアルタイム3D合成とか言われてもどうなっているのかさっぱりだ。
実は今回の引き継ぎ式の演出の話は、今年の始めにもう決まっていたことらしい。
佐々木宏氏、菅野薫氏、リオ五輪閉会式での東京引継ぎ式メンバーに
アドタイという広告業界のサイトなのでMIKIKO先生の名前はそれほど大きく取り扱われていないがしっかりと記載がある。椎名林檎さんの名前ももちろんある。
この引き継ぎ式の演出内容なのだが、この人たちなら絶対外さないだろうという確信がある。あの安倍さんのマリオがMIKIKOさんたちのアイデアではないかもしれないけれど、ネット社会ののど真ん中にいる人たちだ。今の時代、ネット社会にあまり適合していない人たちが物を作ると大衆文化を反映していないとてつもない芸術作品かそれとも超駄作かに分かれると思う。しかも芸術作品である確率は極めて低い。
小池百合子さんの着物からはじまり、攻殻機動隊という作品中に使われている音楽を思わせる歌声と和音の君が代で私はちょっと感動した。ここで攻殻機動隊を連想した人はどれくらいいるだろうか？イノセンスとか見た人ならすぐにピンと来たとと思うのだが。なんだか近未来のアジアンテイストを思わせるような歌だった。
キティや翼くん、パックマン、ドラえもん、そしてマリオなど日本を代表するキャラクターが出演するプレゼンフィルムが終わった後にMIKIKO先生らの演出が始まるのだが、フレームを用いた演出やカメラワークなどまさにファンなら見たことのあるテイストのPerfumeライブだったのがなんだかうれしい。これは本番の閉会式にも期待できるものがあるが、4年後の話。ひっそりとその時を待とう。4年経てば今の時代世界がひっくり返っていてもおかしくない。
椎名林檎さんのバックダンサーでもあるAyaBambiのお二人も随所に参加されているようでカッコよかった。相変わらずキレッキレですわ。
これをきっかけにMIKIKOさんとかライゾマさんは世界から仕事のオファーが来るかもしれない。名刺にも箔がつくってもんだ。そうするとPerfumeの演出に割く時間が少なくなるかもしれないが、それはそれでもいいと思う。だってPerfumeはステージに3人あがれば何とかいいライブができるという確信がある。もともとあのグループはテクノロジーとの相性がすごくいいけれど、テクノロジーとはかけ離れた肉弾戦のようなライブをお得意としてきたようなグループなのだから。だから人気があるしライブが楽しいのだと思う。
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世界的に活躍しているというか、世界で名前が知られているPerfumeとBABYMETALの共通項と言ったら、事務所がアミューズというのと女の子三人組というのとMIKIKO先生なんだよなぁ。こういうふうに考えるとMIKIKO先生の存在とあの人の考える振付の世界にアピールするその訴求力というか表現力って偉大だと思うし、その手法は全くの正解だったということが時間が経つにつれて証明されてきていると思う。同時に有名でなかったころから、それを見抜いてずっとファンだった人たちの先見の明というかセンスもなかなかのもんだったというのが世界から認められているようで、うれしいと思っているに違いない。だって私がそうだから(笑)
今回のことで一般の人がPerfumeやBABYMETALの存在までたどり着いてその音楽やパフォーマンスを見たり聞いたりするところまで行くのはどれほどの割合なのだろうか？もう一段階上のブレイクがこんなところからやってくるのかもしれない。しかも、これからPerfumeはアメリカツアーに入るという素晴らしいタイミングでもある。まだまだ「持っている」感がある。
ホントTeam Perfumeはお互いがお互いを高めあっているのが外からも確認できるという素晴らしい関係だと思う。
