卓球

福原愛さんと比べるっていうのもなんだかなって感じで。
だってもう今は出産して子育て中なんだし・・・。
とあるニュースサイトで、そんな見出しがついていたのでちょっと気になって読んでみたら、面白かったのでちょっと書いてみた。

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愛ちゃん不在の卓球界に新たなスターが出てきたのは喜ばしいことだ。
伊藤さんや早田さんというまれにみる実力を持った選手もいるのだが、新たな「新星」ってことで、それはニュースになるに相応しい事柄だと思う。

彼、丹羽孝希さんがなぜ中国で人気があるのかというと、雄叫びをあげたりしないで、自然体でプレイしているということや、その素晴らしいカウンターなどから、人気になっているらしい。
そういえば、ちょっと前の動画を見ても、もうすでに中国では人気があるのを確認することができる。

あまりにも変な奇声を上げたり、ガッツポーズをするのは、ある種のルーティンというよりも、話題になるのを狙っている感じがするのであまり好きではない。
ちょっと前の日本人のイメージからはかけ離れていると言ってもいい。
まぁ、今ではそんな感じも受け入れられるけれども、私が好きではない理由はこのような部類のことではない。

丹羽さんはインタビューで、なぜ、ガッツポーズなどをして喜びを表現することをしないのか、という問いに対して、まだ試合中なので集中を切らせたくないというふうな受け答えをしているのだ。
まさにその通りで、私の感じていた違和感はこれだと思った。

感情を表に出さないプレースタイルは、飄々とした感じに映るようで、その風貌や一重瞼、もそうだが、なんだか昔の剣の達人みたいな感じがしてくる。
試合中に完全に脱力、または「抜力」しているように見える時があり、試合の相手はそれに釣られるようにリズムを崩しているようにみえる。
その様子も面白いが、実際すごいのはカウンターのセンスだろう。

これが、今回話題になっている動画なのだが、この無造作にも見えるプレーはなんなのだろうか?
相手を挑発しているわけでもなさそうだし、やる気がないわけでもないのはわかっちゃいるが、そのように見えるのが面白い。
どのような狙いがあるのだろうか?
いつかインタビューで語ってくれるのだろうか?

ゼロカウンターっていうのは、たぶんだが、相手の力を100%利用して打ち返すカウンターで、丹羽選手はまさにボールをラケットに合わせるだけで使う力がゼロってことなんだと思う。
ゼロ理論って頭文字Dに確か出てきたと思うが、内容は忘れてしまったけれども、ゼロカウンターとは結びつかないことは確かだ。
作戦として、緩い球で相手の強打を誘っておいてゼロカウンターで仕留める、なんていう作戦はあるのだろうか?
あったらカッコよすぎる(笑)
実況席では「ゼロカウンター!!!!」と叫んで実況するのだろうか?(笑)
実際、この動画のプレーの実況の感じはそれに近いものがある。
この時は、この会場に大きなどよめきが起こったという。


こうなってくると、もうほんとアニメの世界だ。
卓球王国の中国人卓球ファンも丹羽選手のこのプレーに、日本のアニメのかっこよさのようなものを感じているようで、それも彼の人気の一因となっているようだ。華麗なバックハンドでくるっと一回転してしまうようなプレイもよくしている。
イチロー選手のバックハンドキャッチみたいなものだろうか?
いや、彼は実戦でやっているもんな~。
飄々としていながらイチローさんよりもやってることは派手だという(笑)



もっと試合が見たいのだが、スウェーデンオープンは終わってしまったようで、また次の機会を待たないといけないようだ。
卓球の世界選手権はテレ東さんが頑張って放映しているので本当にありがたい。

次の試合を楽しみにしている。

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