アメリカの都市

先日、トランプ氏のアメリカ大統領の就任式が行われた。
オバマ氏との比較等いろんなことが言われているが、トランプ氏との一番の違いはメディアとの付き合い方だろうと思う。就任式前の記者会見において、CNNは名指しで批判されてしまった。あのCNNが、である。
このまま引き下がるとはとても思えないが、これからいったいどのようなことになるのかとても興味深い。

個人的にもこれはちょっとおかしいと思ったことがあったので例を挙げてみたい。

この写真は、オバマ氏の大統領就任式の様子と、トランプ氏のものとの比較画像のように見せかけて、いかにトランプ氏が人気がないかということを示しているように見せかけているが、そもそも左の画像のほうは、就任式当日の早い時間でまだ人が集まっていない状態かもしれないし、よくわからないもので比較にはならない。明らかにミスリードを狙ったものだと思う。

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そんなこんなで、今回の報道にはいろんなよくわからないことが多い。
大統領就任式当時の支持率はオバマ氏は80%を超えていたにもかかわらず、トランプ氏は40%ちょっとだとか。
しかも不支持率が51%なんだとか。
二択で選ばれた大統領なのだから50%はないとおかしいと思えるのだが。
このあたりはどうなのだろうか?

http://news.livedoor.com/article/detail/12546339/

大統領選挙が終わった当時はトランプ氏の大統領就任を受け入れるといった人が8割を超えていたが、この結果はいったいなんだったのだろうか?

http://www.sankei.com/world/news/161112/wor1611120012-n1.html

これらの統計や調査は、アメリカのギャラップ社というところが行っている調査であるようだ。
このギャラップ社というのは、かなり有名で信用のある会社のようで、日本のニュースでもギャラップ社の世論調査はよく取り上げられている。
でもだ。アンケートを取る母体を絞ったらその結果に変動が出てくることは容易に想像できるし、その会社に有利な結果を示すこともできないとは言えないだろう。

今朝のニュースでは、トランプ氏がCIAを訪ねて演説している様子が流れていたが、これは、トランプ氏が就任後にすぐにCIAを訪問することにより、CIAの重要性を伝えているということを示したものだということだった。
そのなかでトランプ氏は、
「メディアが私とCIAとの仲が悪くなるような報道をした、あれはメディアが悪いんだ」
といったようなことを言っていた。

このメディアとの対立はとても興味深いので、注視していきたいと個人的には思っている。
どんなニュースでも受け入れるだけでなく、そのソースなどに気を配って見ていかなければならないということを改めて考えさせられるような事件というか時代というかになったと思う。

これまでもそうだったに違いないのだが・・・。

そしてこれが、日本のマスメディアに対する何らかの影響を及ぼすのではないかと少し期待している。

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