アメリカ大統領選

日本時間で明日はアメリカ大統領選挙なのだが、直前の支持率を見たら40数%で分け合っていてかなり拮抗している様子。これ、情報戦だとして直前の支持率が上回っているほうが有利なのか少し負けているほうが有利なのかどっちなのだろう?

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少し負けているならば、さらにもう少し頑張らないと負けてしまうので、支持者やその陣営は活動を活発にしていくことだと思う。少し勝っているならば、僅差なので油断はならないと気合が入るところだが、実際は勝っているのでどうしてもそのことを認識してしまい無意識のうちにそのような空気が出来上がってしまう。直前ならば少し負けているほうが気分が引き締まっていいのかもしれない。

サッカーでは「2-0は危険なスコア」という諺というか昔から言われているジンクスみたいなものがある。あまり得点のないサッカーにおいては2-0で勝っているということはほとんど勝ちに等しいと考えられるので、そのことが選手の気持ちの中にあるとどうしても少し緊張感が無くなってしまう。その隙にあれよあれよと逆転して負けてしまったり、危うく逆転負けをくらいそうになることが過去の試合でもよくあったのだ。これが1-0くらいなら選手も気持ちが引き締めて最後まで戦うことが自然とできると思う。もう一点追加点を狙って勝利を確かなものにしようとするし、相手に攻められると一気に同点の可能性が出てくるので、結局張りつめたテンションを切ることができないのだ。

投票される側の緊張感が投票結果に関係するということはあまりないかもしれないが、投票に行く一般の人の心理には微妙に影響を与えると思う。とくにどちらかに投票しようか迷っているような人には。
問題は、この支持率の調査が第三者機関で公正に行われているか、ということだろう。

どこかのメディアがこのデータを出しているんだろうけど、このメディアがどちらかの陣営にメリットがあった場合は、少し細工をすることがあるかもしれない。サンプルを拾う地域を変えたり限定したり、よくわからないところの変更で間違いではないのだけれども表示される結果が変わってくるような細工だ。
日本だと微妙な日本語のニュアンスでいろいろと違いが出せると思う。

インターネットが世界を包み込むその前からこのような細工はいろいろとあったと思うが、ネット社会がこの細工を暴く役目をしていると思う。これはなんだかんだ言っていいことなんじゃないだろうか?民主的だと思う。ただ、情報が多すぎて逆によくわからなくなってくるようなことが多くあるが。

この支持率の発表元に信憑性はあると考えるのが普通だろうが、これが真実か否かは、大統領選が終わってしまえばそれを問う人は全くいないと思う。
終わってしまえば報道機関はそれどころではなくなるからだ。

現在はクリントン陣営のほうが数%支持率で上回っているが、こんなのどうなるかわからない。一時期トランプ氏の支持率のほうが上回っていたことがあったのは最近のことだ。明日にはその結果が出るし、それが世界の動向を決めるような大きな選挙なのだが、実際のところ役者がそろっていないと嘆いている人がほとんどなのではないか。

でも、どちらかが大統領になってしまうのだ。

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僅差ということで、日本だと浮動票の動きに注目!みたいな話になるのだが、クリントン、トランプ両陣営合わせて90%を超えてくるあたりがアメリカって感じなのだろうか?

意外とこの支持率のままの結果が出そうな気がする。