東京都知事選挙

今日、東京都知事選挙が告示された。私は他県民なので高みの見物と洒落こみたいがそういう訳にもいかないだろう。東京という日本を代表する都市であるだけでなくオリンピックも控えているからだ。これから思っていることをいろいろ書いていこうと思うが、特にどこどこを応援するという意図はないし、ただ一つのニュースとして見た場合の私の意見ということで、ムーディー勝山よろしく聞き流してほしい。

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先の参院選は投票に行ったのだけれど、結果を見るに、もう何かに反対だからという理由では誰も投票してくれないんだなという印象を持った。まずはどうしたいのかあなたのしたいことを教えてください、ということだろう。固い話にすればそれは政策ということになるが、もう、個人の夢でも語ったほうがみんな聞いてくれるんじゃないかと思うがどうなんだろう。都知事選でもそのようなことは容易に予想される。やっぱりやろうとしていることを伝えてほしいと思う。しかも地方自治の分野なので、東京だから国の中心だからといって国政を語っても仕方ないような気がする。

それと選挙には争点があるようで争点はない。自分が好きな政党にどんな選挙でも入れるべきだ。政党を好きな異性に置き換えてみても、好きな部分と嫌いな部分いろいろあるけどやっぱり好きと思える政党や人を選ばないと大変なことになる。争点というのは一部に焦点を当てることでほかの全部を見えなくしてしまう危険なものだ。
まぁ、今どきの選挙では前記の理由もあり、争点だけを見てそれが好きだから嫌いだからと投票をするということはもうないように思われる。
いまだにマスコミは争点がどうとか言っているようだが。

話は変わるが、今回の小池さんの立候補の仕方を見た時に、私は小泉さんの「自民党をぶっ壊す」っていうのを思い出した。自陣に敵を作ってそれを叩いて人気になっていたのだ。抵抗勢力と呼ばれた悪者とされていた人たち。小泉さんは新しい改革派だとされていた。これを現在のネットリテラシーに照らし合わせると、これってプロレスじゃないの?って感想をみんな持つだろう。

プロレスとなぜ言われるかというと、ちょっと説明してみたい。
プロレスは興業で日本各地をまわっていて、悪役レスラーも正義の味方のレスラーもひとつの大きなバスに揺られて次の興行地へと向かうのである。みんなで練習してスパーリングして小さな団体になるとリングの設営もする。普段は悪役も正義の味方も仲間で力を合わせて生活しているのだ。こういうことから、本当は仲がいいのに悪いように見せて、悪役と正義の味方との対立を煽り、対決をより面白いように演出することをプロレスと言っている。これをはじめに聞いたのは確か有吉さんの番組で有吉さんが言っていたと思う。

悪役が自分の仲間であることから実に巧妙なマーケティングが可能になるのがプロレスのいいところというか利点だろう。対決相手がガチの敵だったらこうはいかない。小泉さんの時代、私たちはいいように操られていたのかもしれない。
今回の小池さんの立候補のしかたはまさにこれに当てはまるんじゃないかと思ったのだがどうだろう?自民党が小池さんを苛めれば苛めるほど小池さんの人気は高まるというおもしろい状態だ。これがもしプロレスで裏で糸を引いている人物がいるならば、小泉さん時代の二番煎じが通じるか否か、7月の終わりには結果が出るので楽しみだ。

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今回は21名の人物が立候補を表明しているようだ。
見るからに泡沫候補と言える立候補者も少なくない。せめてブログでやりたいことや夢でも語ってほしいと思う。なぜ立候補したのか私も聞きたい。おかしいことではないと思う。
ドクター中松氏の名前がないが健康上の理由からだろうか。

投票とは無関係な他県のものですが、東京都民が誰を選ぶのか楽しみにしている。