アンリミテッドハンド

今、米クラウドファンディングサイトKickstarterで有名になったアンリミテッドハンドですが、まず、どういうものか簡単に説明すると、腕にセンサーの付いたサポーターのようなものを巻くと、それがパソコンを介してサポーターを巻いた別の人に触覚や重さなどが伝わる装置なのであります。

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今日、テレビで紹介していたのですが、開発者の女性の方は、長い入院生活が元でこの装置を思いついたのだとか。この装置を使えば離れている人にその触覚や重さが伝わるため、例えば赤ちゃんを抱いた感触が離れていても体験できるといったことが可能になります。そしてスカイプなどのウェブカムなどと使うとまるで目の前に赤ちゃんがいるような感じを味わうことができるようです。

今このアンリミテッドハンドに注目している業界はやはりゲーム業界だと思います。これとVR技術と組み合わせるとまた一段とゲームの中でのリアリティが体験できるようになると思います。拳銃を打つとその衝撃が腕に伝わったりするわけです。ゲームの中で子猫を抱くとその重さも伝わることだと思います。

テレビで紹介していたものに、コップを持つとアンリミティッドハンドを介して隣の人もコップを持つということをやっていました。筋肉の収縮が伝わるのか同じ動作をするんですね。これはすごいことです。体験した人は「怖い怖い」とおっしゃっていましたが(笑)

例えばとある職人さんの動きを録画ではなくデータ化してファイルにしていつでも取り出せるようにしておけば、これは教材になると思うんですよね。もし左官の技術なら、職人さんの動きの滑らかさや抑え方の強さなどがまさに手に取るように体験できるわけです。これを全身に使えるようになると、ダンスの達人の動きを体感できるようになりますね。
こうなるにはかなりの技術の精度の高さが要求されるようになると思いますが、遠くない未来には可能になるのではないでしょうか。最後には遠隔で外科手術も可能になるような気がします。
ほんとに昔見たSFの映画の世界が始まろうとしているわけです。

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これとは違いますが、お腹に巻くベルト状のダイエット器具がありますよね?あれを買って使っていたことがあります。恥ずかしい過去ですが。EMSとか言ってましたっけ。
あれも電気の刺激でお腹の筋肉が収縮するということなのでちょっとは似ているかなと思いました。結局あれは同時にお腹の調子も悪くしちゃうようだったので使うのをやめてしまいましたが。
合う人と合わない人がいるようですね。