野良猫にネズミ駆除を依頼

野良猫の餌やり問題のところで書いたけれども、日本では野良猫に餌をやることはいけないことだとする人と餌を与えようとする人との争いがいつも起きているような感じで、いろいろと問題を処理できずになぁなぁな感じでずっと来ている感がありますが、野良猫に餌をやることではなく、野良猫自体の存在についてはみなさんどのような意見をもっているのかは議論はなされていないように思います。

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野良猫はいてもいいのかいないほうがいいのか、害があるので排除するべきなのかそうでないのかはなかなか言われてこなかった。一定数を超え増えすぎたきらいがあるならば、誰かが保健所に訴えることもあるだろうけど、捕獲され保護施設に入れられることもあるでしょう。
今、アメリカの都市シカゴでは、そんな保護施設に入れられた猫たちが、街の増えすぎたネズミ退治に大活躍しているというんです。

今は、シカゴは全米第一のネズミ都市だと言われているようだ。前年比で67%もネズミに対する苦情が出ているのだとか。それにはやはり気候が変わってきたことや再開発により古い建物が取り壊しになって行き場を失ったネズミが表に出てきたことなどがあげられる。ネズミの出現は何百匹にも上ることもあるそうなんです。

ネズミ退治には考えられる対策はすべて講じたらしいが大した効果はなく、考えあぐねていたところ、動物愛護団体のツリーハウス・ヒュメーン・ソサエティーという団体が全く新しいアプローチ、猫にネズミを退治してもらおうというネズミ対策を打ち出したのだ。この団体は設立当初から殺処分ゼロで檻に入れないという手法を取ってきた動物愛護団体ならではの組織ですね。

駆除の対象となる地域に猫たちを連れてくると、そこに猫用のアパートを作り爪とぎなど必要なものはそろえるらしい。猫が地域になじむまで4週間ほどかかるがその効果はてきめんで、ネズミの巣は空っぽになるのだとか。猫たちはマーキングもしていくのでネズミも近寄ってこないらしい。
ここで猫たちとウィンウィンの関係が結ばれることになるのがこのプロジェクトのいいところだ。
この施設ではそんなことはないが、保護施設の猫は明日にはどうなるかわからないといった運命にあると思うが、このような活躍できる機会と居場所ができて本当に良かったと思う。

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ポケモンGOで街を散策するのが恥ずかしい、ゲームを一生懸命やっていると思われるのが恥ずかしいといった大人に、犬の保護施設が散歩用に有料で犬を貸し出したところ、引き合いが多く、散歩した後引き取ってくれる方も多く、施設は資金が増えるわ保護施設にいたワンちゃんもご主人様に出会えるわでいいこと尽くめだということがちょっとしたニュースになった。
この野良猫ちゃんたちも自分の居場所を確保できたみたいでよかったと思う。このツリーハウスという保護施設も素敵な場所だったと思うけれど。なんだか一周まわってまた野良猫が街にいることが普通になってくるような感じがあって面白いと思う。

銀座とか東京の街には野良猫がいるのだろうか?むやみに保健所が連れて行っちゃうとネズミが大量発生したりしないのだろうか?夜に上野の町でコンビニに入店する大きなネズミを目撃したことがある。たぶん東京の街もネズミは増えているんじゃないだろうか?
街として猫を飼うプロジェクトが生まれてもいいと思うが、なかなか難しいだろうなぁ。

http://www.cnn.co.jp/fringe/35086023.html