ゴミ0の日

5月30日、東京のスカイツリーで、6月20日から導入されるコードレス掃除機で大人数で掃除機がけをしてギネスに挑戦するという催し物があったようだ。総勢300人弱で同時に掃除機がけをしたものの、床から掃除機が離れてしまうなどの失格者が6人出たらしく、ギネス記録は292人となってそれでもめでたくギネスは更新されたようだ。

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失格者6人というのがなんともモチベーションの低さを表しているようだが、スティック型のコードレス掃除機を初めて使う人は、割と使い慣れなくて先端が引っかかって躓いたりしたんじゃないかと思う。どこのメーカーのものかは明記しなかったのはそういう配慮もあるのだろうか。

なんで5月30日を選んだのかというと、この日は日本電機工業会が1986年から「お掃除の日」としていたが、1997年に「掃除機の日」と名前を変えて現在に至るということが一つと、530はゴミゼロという語呂合わせで1975年くらいから一斉に清掃活動が行われるようになったという日であることからだろう。ちなみに9月24日は廃棄物処理法ができた日にちなんで清掃の日とされている。そして6月8日は語呂合わせでロボット掃除機のルンバの日ということらしい。正式にその筋に認定されている。いやはやなんとも、である。

記念日ではないが、横浜市のG30はG(ごみ)を30%減らそうという運動でG30ゴミ0ではないようだ。横山健氏の軽快な歌声とともにゴミ収集車が徘徊していたのはもう昔のことような気がする。その歌の歌詞で「イイネ~よこはま~ イイネ~ゴミゼロ~」と歌っていたのでG30をゴミゼロと覚えてしまっている人は多いだろう。広報としては失敗である。歌詞はちゃんとチェックすべきであったのに怠ったのだろう。

子供の頃団地に住んでいたので、確か日曜日の午前中だと思ったが、一斉に掃除をする日というのがあって、それはそれで割と楽しかった思い出がある。終わると子供たちにはジュースとかちょっとしたお菓子などご褒美が待っているのだ。廃品の回収もそれほど一般的ではなかったため、その時にはかなりの廃品が出て、それが自治会の資金になったりした。というか大人たちの宴会代になっていたのだろう。でも、そういうのも楽しいではないですか。

近所付き合いが希薄になってきた現代だからこそこのような催し物は積極的にやったほうがいいと思う。でも、参加しない人は参加しないだろうなとも思うが。捨てにくいゴミなどを持って行ってくれるとなったらどうだろう?ちょっと顔を出すだろうか?

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防犯目的に近所にどんな人が住んでいるかということを知るのは、悪いことではない。家主さんもこういう催しには積極的になったほうがいいと思うがどうだろう?

やはり難しいか?
高級なマンションになるほど住人の団結力はなくなっていくような気がする。

追記:
使われたスティック型掃除機はパナソニックのコードレススティック掃除機「iT(イット)」らしいです。なんで各社とも詳しく発表していなかったのかなと思ったんだけど、もしかしたらニュースの2次利用というか、ネット記事の流用なんじゃないかという気がしてきた。
たぶん自分で取材した記事じゃないんだろうなぁ。

中には掃除機を使ったダンスを披露したグループもあったとか。もしかしたら失格者はこの人たちなのかなと。
ギネス記録というのは、

「スティック掃除機を使って250人以上が同時に掃除を開始し、3分以内に5メートル以上を掃除し、かつ3分間以上の掃除を連続して行う」

というものらしい。
日経トレンディさんが一番オリジナリティのある文章を書いていました。

ではこのへんで。