欅坂46

AKB48とかそのグループがテレビに出ているのを見ていると、なんだかいつも愛想を振りまいているような感じがする。歌を歌っているときにでさえもカメラを見つけては、私はここよ、とアピールをする。
大人数だとやはり目立つのは大変なんだな、と思いながら見ていたりしていたが、やっぱり何かが違う。

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今のアイドルは向こうからこっちへアピールしてくるんだけど、昔のアイドルはどちらかというと、注意を引き寄せるというか視線を引き寄せるような素振りをしていたなと思う。歌っている最中は笑顔もあまりなく、歌の世界へどっぷりと浸っているような、そして何かを表現しているような感じがした。

どちらがいいとか悪いとかではなくて、それは単に時代のニーズに合ったものなんだという感想だ。
しかし、ここに時代が逆行したのかと思うほど微笑みのないグループが出てきた。欅坂46だ。

昨日のMステをBABYMETAL目当てに見ていたのだけれど、そのグループが出演していた。
ちょっぴりミニタリーな制服なような衣装に身を包み、独特なダンスを踊っていた。同じ動きをこれでもかと繰り返すような感じ。一瞬小島よしおの「そんなの関係ねぇ」を思い出してしまうくらいの感じ。ダンスははっきり言ってうまくないが、それがゆえになんか気持ち悪いくらいに心に残る。

サイレントマジョリティーという曲は作詞が秋元さんで、秋元さんならこういう歌詞は気持ちが入ってなくてもスラスラと書けちゃうだろうなと思う。あの人はいい意味でも悪い意味でもプロだ。自分の想いとは全く違っていても、そういうことでさえ感情的に書くことができる、ある意味憎いあんちくしょうなのである。それが好きな人、嫌いな人どちらもいると思うけれど。

センターの人が最年少14歳でセンターだ、というのが売り文句の一つであるのだが、その子がカッコいいと言う評判が出ているようであるが、それもなんだか仕組まれた感じがしないでもない。
ただ、腕が長く、恵まれた体をしていると思うのでこれからが楽しみなのでは、と思う。

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以上が大体の感想なのだが、やっぱり歌唱中やパフォーマンス中は、歌の世界観の中にどっぷりとつかってそれを表現してほしいと思うのだ。それでファンになった人たちは、もう奴隷のようについてくると思う。

AKBのおかげというか、AKBの功罪というべきものは、アイドルが愛想を振りまきすぎたということなんじゃないかと思います。
いい面もあって時代に合ってたけれど、これからは愛想をふりまかないアイドルが復権するかもしれませんね。