JOYPOPSツアー

できたばかりの真新しいホール、ライブで使用するのは今回が初めてなのだそうだ。
有楽町の駅前、ルミネ、阪急などが軒を並べているビルの11Fに、そのヒューリックホールという今回のライブ会場はあった。
真新しいだけあって、音響はかなり良かった。席も互い違いに並べられていて前の人の頭が邪魔で見えない、なんてことはないはずだ。
今回驚いたことでもあるのだけれども、HARRYの歌がかなり良かった。その歌を、このホールの音響がかなりアシストしていたようだ。
というわけで、結論から言ってしまえば、音楽にかなり酔えたのである。
少し残念だったのが照明がちょっとしょぼかった、ということだ。
まぁ、気にしない気にしない、と。

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村越氏と土屋氏が一緒にステージにあがるということを夢見ていた人は多い。
というかスライダーズファンならみんなそう思っていただろう。
実際当時はなんで解散したのかわからないくらいだった。今回の雑誌のインタビューでそれははっきりしたが。
俺は勝手にだが、彼らは歳を重ねるにつれブルースバンドになるんじゃないかと思っていた。今回はそれに近いものを感じたのだけれど。

昔のチケットの半券もまだ捨てないで持っている。
スライダーズのチケット

だけど、恥ずかしながら彼らの最後のライブには行っていない。
当時の自分を思い返すと、やっていたバンドは解散してひとりになり(最後のスタジオは俺一人だった)、付き合っていた彼女もいなくなり、ホント独りぼっちになり何も情報が入らなくなってしたような状況もあったと思うが、解散すること自体知らなかったのだ。
そして解散を知ったのは、ふらっと入ったCDショップだったのでした。
それはもうホントにショッキングな出来事で、そのことを認めたくないのかどうかわからないが、そのアルバムはまだ買ってはいないし聴いてもいない。

そして月日が流れて18年か。
成長に成長を重ねた彼らを俺は目撃することになる。




客層は、やはりというべきか、昔ファンだっただろう人が多い。
スライダーズのファンはかなり個性的だった。それがかなり好きだった俺は、そのファッションを見るのもライブに行く楽しみの一つにしていた。
未だに思い出せる人もいる。
さらにびっくりしたのが、女性が5割程度はいたということだ。いや、もしかしたらそれ以上いたかもしれない。
未だにアイドル性を失っていないということがうれしい。
私の座席の前にいた女性2人は、蘭丸のジョークにキャッキャしてまるで少女のようだった。
変わっていないんだな。

もしかして、というか多分そうだと思うのだが、昔かなり入れ込んでいた人の中でもこのJOY-POPSがライブをやるということ自体を知らない人が多数いると思うし、もし、情報がもっと拡散されていたらチケットも取れなかったかもしれないと思うのだが、幸か不幸かそういうことにはならなかった。
そういう人には、心から「残念でした」と言ってやりたいくらいのいいライブだった。
ライブをやるのを知っていて見れなかった人には、次回には必ず抽選に当たるおまじないをしておくことにする。



ロビーにあったのはこの花束だけだった。
花束ジョイポップス

さすが、最初は近所でやろう!と言っていたライブだけある、っていうのは冗談で、花束の数とライブの良さの相関関係なんかあるはずもない。

(つづく)

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