ギター
※写真は無料素材ですので彼らのギターではありません。

本当に好きなものってなかなか言い出せないものだ。というかたぶんそういう性格なのだ。
相手にその好きな対象を理解してもらいたくていろいろ説明したりするわけなんだろうけど、わからないだろうな、なんて思う。
しかも説明している途中に、である。
これはよくない。
ただ、そんな簡単に理解してもらいたくないとも同時に思ったりする。
分かってほしい、理解してほしいけど、理解されたくないのだ。
う~ん、よくわからない(笑)

簡単に理解したような感じになられても困る、ということなのだろう。

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私にとって、そんな存在がThe Street Slidersなのだ。
とくにスライダーズが解散してからというもの、彼らのことを好きだということは言わなくなった。
好きな音楽とか、どんな曲聴くの?とかいう質問にたいしても、ストーンズみたいなのとかソウルR&B系ぽいやつ、みたいな漠然とした答えをしたり、流行ものでちょっとテイストの合うやつなんかを答えていたように思う。
なぜそんな答えをしていたのかというと、やっぱり理解されたいけど誤解されたくないということなんだろうと思う。



そんな、大好きだった彼らが、なんとレノン・マッカートニー、グリマーツインズ、ともいえるJOY-POPSでツアーを回っているという情報をキャッチしたのは、なんとyoutubeのコメントからだったのだ。
たまに聴いていた「get out of my mind」の動画が削除されていたので何か動きがあるのかなと思っていた矢先のことだった。
削除がある時にはだいたいDVDや円盤形のものの発売が絡んでいることが多い。
まぁ、それはいいとして、とにかくツアーをやるの???っていう驚きとうれしさと、なんと言っていいかわからないくらいの心の動きがあって、かなり動揺したのだが、そのツアーのチケットの発売状況を見たらほとんどSOLD OUT状態で、軽くめまいを起こしながら、もっとなんで早く気付かなかったのかという後悔と、ライブが見れるかもしれないというワクワク感で、もうわけがわからなくなってしまったのだ。
しかも小さなライブハウスっていうことだから、PA卓で整理された音ではなくて、アンプから直の音が聴けるのがうれしい。どうにかチケットを手に入れないといけないのだが、最後の追加公演の抽選には間に合ったようなので、どういう結果になるにしても一応は参加できた。




昔読んでいたPLAYERという雑誌にも特集されていたが、今回のセッションは、ただの回顧主義でもなく新しいものに挑戦していたら、たまたまこういう形になって、それがたまたま35周年の年だったということだが、そういう理由でとてもうれしい。
ただの再結成ということでは彼らは動かないだろうし。プライドが許さないだろうし。
ハリーがたばこを辞めたのは多分のどの調子の為だろうし。最近の歌はかなりいいと思う。そういう、まだまだ音楽を突き詰めていこうという気概が見えるのがファンとしては本当にうれしいし、彼らのファンでいれたことがとてもうれしく感じる。



今回のライブは、箱が小さいこともあってかアットホームな感じがあるようだが、そういう彼らのライブをぜひ体験してみたいと思う。
また、当時ファンだった人たちも会場に来るだろうから、その中でも知っている人がいたらそれはまたうれしい事である。

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