鶴岡八幡宮

久しぶりに鎌倉駅近くの仕事だというので、なんとなく楽しくて気分は上々って感じで見積りに行った。鎌倉は夏休みだからなのかお盆休みも近いということなのか観光客と海水浴客みたいな人でいっぱいだった。一気に気分はお休みモードになり疲れが取れる感じがした。

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行くときに北鎌倉から建長寺のほうへ向かい、大仏の近くを通って鶴岡八幡宮の正面に出て、桜並木で美しい参道沿いの道を走ってみると何かおかしいと気づく。そうだ、桜が違う。なんだか若返っているではないか。植え替えたんだな~これは。

鶴岡八幡宮の参道

なんだかもったいないというかどうしてなんだろうという疑問がわく。
あれだけ立派な桜並木だったのに何があったんだろうか?

いろいろと調べてみると、改修の目的はこのままだと桜並木や石積みの壁などが損なわれてしまう可能性があるため、最新の技術を使って環境を保全したような感じだった。確かに桜はもう老齢に見えてヤバい感じなのだが、そういう感じがまた風情があっていいのだけれどもそういうわけにもいかないようだ。

この参道は段葛(だんかずら)というらしい。これは源頼朝が北条政子の安産を願って1184年につくられたものらしいから、すごく歴史的にも重要な史跡だろう。ここに桜が植えられたのが大正7年というから桜自体はそれほど古くないようだ。
桜は248本から177本に減らされた、というのは十分な間隔を持って桜の成長に邪魔にならないようにということだろう。また、植えられていた移動可能と判断された桜は、30本が鶴岡八幡宮の平家池護岸に移植されたようだ。そして新たに灯篭が50台追加されて94台ということになった。前より明るさが増して薄暗くなった時などは美しさが増すのではないだろうか。

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パッと見た感想だが、桜がまだ若いせいか(5歳くらいだという)なんだか隙間だらけのようだ。その桜も上へ上へと伸びるタイプの桜のような気がしてかなり印象が変わるのではないか。それにしても思い切った工事をしたと思う。神社の、しかもこのような有名な桜の木がからむ工事など私には畏れ多くてとてもできない。

工事は2014年の11月1日から始まり、今年の2016年の3月30日に終わったようだ。
あのNHKの名物番組になろうブラタモリでも鎌倉の特集があったが、またタモリさんにきていただき、この段葛のことをレポートしてほしいとか一瞬思った。

それにしても思い切ったことをしたなと思う。ついついまた言ってしまったが、ほんとにそう思う。

猛暑

今年の夏はまだまだ暑さが続きそうだ。
海の近くにもう一回くらいは行きたい。
それが私の「夏」になりそうだ。