電力の自由化

空室のハウスクリーニングの時に、その部屋の電気が全く使えないことがあります。というのは、大家さんが空室だからと電気を切ってしまったり、電気代を払わずにいなくなってしまって電気を止められた場合などです。大家さんが電気をなぜ止めるかというと、基本料金を支払わないといけないからなんでしょうけど。

もしそのような現場に出くわしてしまった場合どうするかというと、仕事を貰った不動産屋さんへまず連絡をして電力会社に連絡して来ていただき、電気を使えるようにしてもらいます。
こういう時はいつも東電さんに来てもらっていました。連絡すると一、二時間で来てくれます。割と早いです。いつでもどこでも東電さんでした。これは今までの話です。でもそれが電力自由化によって、すべてが東電さんではなくなって来ているんですね。それを実感する出来事があったので少し書いてみます。

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とある空室の現場でしたが、とっかかりの掃除機がけをしていたところ、電気が突然消えるんですね。ブレーカーが落ちるわけではなく電気が突然消えて数秒後に突然また使えるようになる。それを何回か繰り返した後に今度はいくら時間をおいても使えるようにはなりませんでした。
これでは何もできないと、不動産屋さんの担当者に連絡し、東電さんに来ていただくことになりました。割と大きなマンションでしたので常駐の管理人さんがいらっしゃって、ことの顛末を報告しておこうと話してみると、「あ~、ここは東電さんじゃないんだよね~」と言われました。最初訳が分からなかったのですが、電力の自由化のことがすぐに頭に浮かび、納得できました。そして、ここを管理している電力会社の方の連絡先を教えていただきました。

その電話番号に連絡すると、空室は10Aに電気を絞っていて掃除機は使えないだろうことや、もし使いたいなら新たに契約が必要なことも教えていただきました。新たな契約って料金も発生するだろうしかなり面倒なのでお断りしました。これからは充電式の掃除機を導入しないといけないかな、なんて考えちゃいましたね。そしてすぐに電気を復仇してもらいました。部屋の電灯ぶんくらいの明かりなら問題ない感じですね。

その後、東電さんがいらっしゃったのですが、一応その電気メーターを確認しておきたいとのことで、確認後、「やはりうちのものじゃないですね」と言って帰られました。とてもバツが悪かったのですが丁重に謝っておきました。
そのメーターにはその電力を統括している会社名が入っていたので、これからは電気関係に何かあったらまず電気のメーターを確認してどこが電気を管理しているかを確認し、それからそこに問い合わせをしなければいけないなと反省しました。

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電力自由化っていろいろ言われていましたが、初めて何か実感できた事件でした。
今回はすぐに復仇できましたが、東電さんのようにすぐに対処してくれないところとかもあるかもしれませんので、私らお掃除業界的にも電力自由化はいろいろと関係が出てくるんだなという感想を持ちました。

本気で充電式の掃除機を選ぼうかなと思っている今日この頃でした。
結構お世話になっている物件なんですよね。