半永久的という言葉

「半永久的に」という言葉は結論から言ってしまえばかなり曖昧な言葉である。

日本社会にはびこる曖昧な表現のなかの一つであると言って良いだろう。

私らの業界で最近といっても少し前のことになるのだけど、クロス(壁紙)のコーティングのうたい文句で耳にしました。

 

「一回コーティングしてしまえば半永久的に効果があります」

 

ここで半永久的ってなんだろう?という疑問が浮かぶ。

永久、永遠といっても「効果がある」となれば意味がわからなくなる。

 

かの女性R&BシンガーであるMISIAも「EVERYTHING」の中でこういってる。

「どれくらいの時間を永遠と呼べるだろう」

その通りである。

あなたは正しい。

永遠、永久なんて私が死んでしまったら立証のしようがないではないか。

もしその対象となる人の年齢よりも長いと仮定してみようではないか。

そうすると「半永久的」ってのは永久の半分だから・・・・

(´・ω・`)

考えるのもいやになるくらい曖昧でとらえどころのない言葉である。

 

そもそも家にも壁紙にも耐用年数があると思われるので永久なんて存在しない。

コーティングした壁紙が貼ってある間、と仮定するならそれは10年くらいだろう。

それくらいすれば賃貸では間違いなく入れ替え時に張替えがおこなわれているはずだし一般家庭でもくすみや破れ、傷などで掃除するよりも張り替えようか、なんて話がでてくるものである。

 

というわけで「半永久的」というのは10年くらいだという結論に至った。

であるからして「永遠、永久」ってのは「半永久的」×2で20年である。

 

MISIAにも教えてあげたい。

永遠というのは20年だと・・・

 

 

冗談です。