フィギュアスケート

おおかたの予想通り、さいたまSAで行われたISU世界フィギュアスケート選手権大会2014女子は浅田選手、男子は羽生選手が一位となりその幕を閉じた。中でも浅田真央さんは、ソチでは失敗してしまったショートプログラムで完璧な演技を見せ、フリーでは少々の失敗もあったものの216点台の高得点で優勝した。

引退については、その去就に注目が集まり、言葉の節節にそのようなニュアンスを含ませるのだが、明言は避けているといったような状況だった。スポンサーへの対応とかスケート連盟との関係とかいろいろクリアしなければならない問題がたくさんあるのだろう。それは彼女が類稀なるスターであることの証でもある。

スケート連盟は浅田選手にやめてもらいたくないだろう。
浅田選手が辞めたらもう女子フィギュア選手がいなくなるようなものだし、選手権での会場の動員数も激減するだろう。
今回のチケットは、一日1万8400人くらいの動員で2億7000万の売り上げだという。それが期間中4日間続く。しかも今回は完売らしい。席種と価格はそれぞれプレミアム席25,000、S席18,000、A席15,000、B席12,000、C席9,000、D席4,000となっている。また、4日間の通しチケットもあってS席で70,000なんだとか。
こういうのは安いのか高いのかは個人の価値観によって違うと思うが、スケ連はホクホクだったに違いない。これは今までずっとそうだったのだ。
新しい羽生選手というスターが誕生したが、それでも真央ちゃんが欠けることによるあらゆる面での収入が減ってくるので、経済的な面で浅田真央さんの引退問題はなかなか決着を見ないのではないかと思う。

ところでフィギュアスケートを見ていると、演技後にスケートリンクに花束やプレゼントが投げ込まれるのを見たことあると思う。今回のさいたまSAでも大量の花束が投げ込まれていた。自分も会場に行ったときには是非花束を投げたいと思っていたのだが、その値段とかいろいろな決まりごとがあるのではないかと思って躊躇していた、そういう人も多いのではないかと思う。

先ほどTBSのアッコにおまかせを見ていたらそんな特集があった。というわけでこの文章の数値的なものはすべてアッコにおまかせで紹介されたものだ。

今回、真央ちゃんの演技後に投げ入れられた花束の数は93だということだ。実はこの投げ込み用の花束は会場で売っているらしいのだ。スケート連盟と唯一契約している生花店の宮田花店が国内の大会において会場で販売を行っているという。この宮田花店は本社が東京の本郷にあり、出店歴は20年になるという。

売られている花はだいたい青いカーネーションとか赤いバラとかで一本が500円なのだとか。なお金色のバラというのがあってこれが一本1,000円らしい。金は金メダルと結びつくのでスポーツ選手には縁起物だ。
会場で投げ込む花にはラッピングが施されていて、これはリンクに花びらが飛び散らないためなのだとか。
ちなみに持参の花束も宮田花店でチェックを受け、投げ込んでも大丈夫かどうか判断されるらしい。もしラッピングが必要ならば100円でやってくれるのだとか。

また、投げ込みる場所にも決め事があって、プレミアム席とS席のゾーンからではないと投げ込めないらしいのだ。これはテレビ中継などを見ているとよくわかるだろう。安い席を買って花束をたくさん投げ込みたいと思っている人がいるかもしれないが、そういうことはできないらしい。

投げ込む花にも工夫があるという。花の茎の根元にスポンジに水を吸わせたものがついているので、その重みで投げやすくなっているというのだ。これは花も水を吸えるしよく飛ぶようになるしと一石二鳥だと思う。

今回知ったことなのだが以外にもハードルは低かった。
これなら自分にでもできるだろうと思った人は多いと思う。
しかし、チケットは高いしなかなかいい席は取れないと思うので、まずここの問題をクリアしなければならない。

まだまだ道は遠い。そんな感じだ。