バラの花

BABYMETALがGuns N’ Rosesの来日時のオープニングアクトに決定した。
いろんな経緯があるのだろうが、ガンズ&ローゼズといえばブレイク当時は世界に旋風を巻き起こしたくらいのバンドで、ローリングストーン誌が選ぶ世界で偉大なバンドという企画があるのなら絶対にその中に選ばれるというバンドである。2012年にロックの殿堂入りをしたくらいのバンドなのだ。

素直にうれしいし、BABYMETALのライブが見れるだろう(たぶん30分程度だと思うんだけど)ということでファンにとっても楽しみが増えて、年越しがより楽になったというか、何もないとなかなかむなしいものだから(笑)本当に良かったと思う。

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ガンズと言えば、とにかく初登場のインパクトが強烈だった。曲はWelcome to the Jungleだ。
当時の日本は、確かバンドブームで、ロックがやっと市民権を得て、歌謡曲よりも聴かれだしたような時代だったと思う。
そこにこのファンキーでハードな音楽が突然現れて、日本もそうだが世界を席巻したのだ。MTVでもよく流れてたし、ハードロックやメタルが好きな友達も一目置いていたというかしきりにガンズのことを話していたっけ。

ファーストアルバムAppetite for Destructionもよく聴いたし、そこからSweet Child o’ MineやParadise Cityなどシングルが切られた曲もある。
また、当時はアンプラグドっていうアコースティックなアンサンブルのブームもあり、ガンズも名曲Patienceを残している。あのノーベル賞をもらってしまったBob DylanのKnockin’on the Heaven’s Doorのカバーはかなり取り上げられたと思う。良いカバーだった。

とにかくみんな真似したと思う。ボーカルのアクセルのバンダナの巻き方やキャップを後ろ向きにかぶったりするところも。TOKIOの長瀬君とかもやっていたような気がするけどなぁ。あの独特な体の動かし方なんかよく真似されてたと思うけど。

あと、当時ブレイクしたバンドにはジョージアサテライツとか、ガンズよりもロックンロール寄りなバンドのブラッククロウズとかを覚えているなぁ。まぁ、そういうバンドばかり聴いていたので単に印象が深いだけなんですけどね(笑)



ガンズのギタリストって言えば、今回来日するスラッシュというイメージが強いと思うんだけど、私なんかは友達と、

「イジーかっこいいよね」

と言っていた。
彼はとにかくギタリストの体型をしていて、顔もシュッとしていてギタリストなのである。ギタリストって言えばクロマニョンズのマーシーこと真島さんや鮎川誠さん、キースリチャーズ、ジョニーサンダースなど枚挙に暇ないが、彼らはギタリストっていう私らの憧れのイメージを体現していると思う。
ギタリストは痩せていてカッコよくないと全くダメだと思う。ここは思いっきり偏見があっていいところだと思うがどうだか。

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ガンズのメンバーは荒くれ者というか、いろいろ問題のある奴が多かったので、オリジナルメンバーはほとんどいなくなってしまったようで、はっきりいってあまりガンズのことを聞かなくなってから何をしていたのかよくわからない。私自身もいろいろあったので。

今回の来日には、オリジナルメンバーだったあのスラッシュとベースのダフが参加するという。
ただ(太った)アクセルだけ見るのはもったいないと思っていたので楽しみになった。演奏面はどうなんだろう?あまり期待できないかもしれないが、それでも盛り上がるだろうと思う。

はっきりいって、自分がBABYMETALに何も関心がなかったら、今回のガンズの来日も全く気が付かずスルーしていたかもしれないし見に行こうとも思わなかったのかもしれない。っていうことはBABYMETALは音楽界にいい影響を及ぼしていると思う。周りにいろいろ波及しているんだなと。波及の波が私のところにもやってきていると。

BABYMETALのことをよく思わない音楽関係者はこのことに気が付いていないのだろうか、それとも気が付いていてスルーしているのだろうか。好き嫌いはあるだろうが関係者なら、衰退しつつあるMETALという音楽市場を盛り上げているという現象面を分析して、その効果だけでもきっちり評価したほうがいいと思うがどうだか。
実は家でこっそり聴いているんじゃない?

ちなみに横浜アリーナには参加したいと思ってます。

※参考リンク
Guns N’ Roses / Welcome to the Jungle
Guns N’ Roses / Patience