広島凱旋ライブ

12月の2日と3日、SU-METALにとっては自分の生れた土地での記念すべき20歳の凱旋ライブということで、ファンの人たちも全国から駆け付けてかなりの盛り上がりを見せていたところに、ライブ当日になって、YUI-METALの不参加という大きなニュースがネット上を所狭しと駆け巡っていた。

私は家に帰ってからその一報をツイッターで知ったが、いやはやとんでもないことになったと思った。
ライブは二人でやることを決断したのだという。
ファンにとっては、これは伝説のライブになるという予感があるものの、実は見てはいけない、成立してはいけないものを見てしまうという不思議な背徳感のようなものがあったのではないかと察する。
会場の空気感はどのようなものだったのだろうか?

当日の発表ということで、病気にしろなんにしろ、突然の出来事だったのだろう。
一週間前からその兆候が出ていたなら、そこで中止を決断することもできただろうが、中止もできないくらいの突発的な予期せぬ出来事だったのかもしれない。

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これが普通に楽器を演奏するバンドのメンバーだったのなら、まずどんな状態であっても中止せざるを得ないだろう。
バンドとしての音楽が成立しなくなるので、ライブははっきり言って無理だ。
BABYMETALの場合は、とにかく音楽はきっちりと演奏できるミュージシャンが存在しているので、大丈夫な訳なのだが、ちなみにボーカルも存在しているのでYUI-METALのパートのある曲さえ避ければ、後はコーラス合いの手だけなので何とかしのげるかもしれないだろう。
ビジュアルはいかんともしがたいが。

これが、大所帯のガールグループなら間違いなくライブは行われるだろうが、これがPerfumeならどうだかと考えるに、やっぱりやらないだろう、というよりライブはできないだろう。
三人の絆がどうのこうのということは全く関係なく、ライブとして成立できないはずだ。



私はこれは正しい決断をしたと思う。
お金がどうのこうのとかかかった経費がパーになるからとかそんなことは、実はどうでもいいというか、後からがんばればなんとかなることなのかもしれないから、それほどのことではない。
それよりも、ただでさえライブに出られなくて周りに迷惑をかけていると思っているYUI-METALが、自分のせいで会社に大きな経済的損失を与えてしまったと思わせることのほうが、これからの彼女の人生を考えたら、その罪は大きいと言わざるを得ない。
高校生が自分のせいで何億もの負債を負ってしまったと思わせ、プレッシャーを与えてしまうことのリスクを考えたら、ライブは開催されるべきだったと思う。

そして開催された、と。



YUI-METAL自身も開催されるのを望んでいたというし、ベストな選択だったと思うが、その選択に至るまでの道のりは果てしなく険しかったことだろう。
実際どのような事態が起こったのかよくわからないし、発表もしないかもしれないが、ファンに元気な姿を早く見せてほしいとは思う。

ちなみに私、追加公演を東京でやるのではないかという淡い期待に胸を膨らませていたのでした・・・。

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