東京オリンピック

年度末の過ぎた4月とか5月は建設業界って割と暇なんですよね。ハウスクリーニング業界は5月の連休までは空室が出るためにいろいろと忙しかったりしますが。
その暇さ加減が今年はちょっとひどいらしく、なんでだろうという話になっているんです。

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あのマンションの杭が地盤まで達していなかった件で、一時期工事がストップしたのか、暇になったような感じがしました。というのも自分の周りではそんなことなかったとしても、まわり回って自分のところにやってくるのが業界の掟なのです。

景気と言えば、あの2020の東京オリンピックが決定した時に、建築業界は沸きに沸いたと思うんです。東京だけでなく東京の周りの都市に住む人にも、業者が東京に取られるというので忙しくなるという期待がありましたし、業者の集まりで実際そういう話をしていました。

ですが、そのオリンピック景気って今どこで何をしているんだろう?どこで道草してるんだろうっていう話に最近はよくなるんですね。というのは、全く実感がないどころが以前より暇な感じさえします。派遣の人に聞いてもそんな話をしていましたね。これから来るんですかね?とか。

2020東京オリンピックが決定してからいろいろなことがありました。アベノミクスで物価上昇し、資材の価格が高騰しました。ハウスクリーニングでいえば洗剤も高くなりましたね。国立競技場も資材の高騰により建築費の見直しをしなければなりませんでしたし。
それでもって給料はというと上がりにくい構造があるため、景気は悪くなってしまったようです。景気がいいのは一部のところだけなんだと思います。

そういうところから建築費もかなり無理をして抑えられていて、それが景気を押し下げているのではないかと思うんですけど。だから工事に費用を人工をかけられないのでしょう。
安く工事を上げるのはいいことなんでしょうけど、周りにいる協力会社も同時に豊かになるような構図がないとそのシステムは破たんします。元請けの建設会社が下請けの協力会社を絞るだけ絞って利益を上げていても、協力会社はいなくなってしまうか立ち行かなくなってしまうでしょう。そしてよくない噂は広まり何もいいところはないですね。

そういうのが分かっていて実際にそういう感じで動かれているマンションのオーナーさんもいます。尊敬できますね。そういう人だから、と思って、ちょっと工期的に無理な感じでもなんとか間に合わせてみたりしています。たぶん伝わっていないでしょうけど。そういうところにはいい業者さんも集まってくるようですね。

建築会社で少し出世した人(失礼な言い方で失礼します)に聞いた話なんですが、やっぱりあまりにも安い見積もりで参入してくる業者は、裏に何かありそうでヤバいから取り合わないと言っていました。資金がなく自転車操業的になっているのかわかりませんが、やっぱり見えているんだなと思いました。

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景気の良し悪しに左右されない強固なネットワークを作って仕事をしてい行きたいと考えています。
それには信頼される仕事をしていかなければなりませんし、信頼にできる人と仕事をしていきたい。
だから、2020東京オリンピックの景気に左右されたくないなと思いました。