DJ卓

私の周りの仕事関係の人は、私がPerfumeのファンクラブに入っていることを知らない。
Perfumeのファンであることも知らない。
プライベートの知り合いにも特にどうのこうのとは言ってはいない。
こちらからいきなりファン宣言するのも変だし、なんとなくそのままになっているのだが、これからもそうなると思う。

だからライブに行くのもなんとなく仕事をうまく調整して行っている。
今日なんか平日なので、有給をとって参加している人もいるだろう。
キャパ7000の箱がきっちりと埋まっていた。
ある意味まじめな人たちだと思った。

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私が、Perfumeのファンクラブに入ったのは、GAMEツアーが終わったころだったと思う。
2007年だ、確か。
とにかくそのころPerfumeはかなり話題になっていた。
大きなメディアでは取り上げられないものの、ネット界隈ではかなりのものだった。
私も、動画などを見て興味をもっていて、一度見てみたいと思っていた。

アイドルぽさに抵抗はなかった。
松田聖子や小泉今日子のライブというかコンサートを見に行ったこともあったし、菊池桃子のイベントも見に行ったことある。
実は嫌いじゃないのだ(笑)
ほかにももっと前科?はあるのだが、ここでは控えておく。

アイドルだけどカッコいい音楽と面白いダンスをしている彼女たちに興味津々だった私は、運よくGAMEツアーのチケットを手に入れたのだった。

そのライブは確か5月の31日で、ツアーの最終日だったのだが、追加公演が翌日に決まり、ガックリしたのを覚えている。
最終日は何かとおまけが付き物だからだ。

初めてPerfumeのライブを見た私は、度肝を抜かれたとはまさしくこのことと言わんばかりに感動して、すぐにおかわりを欲してしまった。
翌日は会場の周りを譲ってくれる人を求めて彷徨うこととなる。

しかし、そんな輩はいるわけもなく、会場の外に10何人かのあぶれた人を残して会場の扉は閉まってしまったのだ。
この時の何とも言えない嫌な感じがファンクラブ入会の原動力となった。

チケット譲ってくれる人がいたら見ようかなという軽い気持ちだったのだが、開演時刻が近づくにつれ、本気モードになり、何とも言えない悔しさが募ってきた。ファンクラブに入ればご存知のようにファンクラブ先行というちょっとしたチケット面での優遇措置がある。
折しも、このツアー中にPerfumeが目標としてきた武道館公演が決まったではないか。
この武道館公演のチケット争奪戦には絶対に敗れてはいけない、なぜか強くそう思った私は、ファンクラブの扉を叩いたのである。



以前、何かのファンクラブに入ったことあるかと鑑みるに、MISIAのファンクラブに入っていたことを思い出した。
更新するのを忘れてしまい、それっきりになってしまったが。
ファンクラブの運営に携わる人に一言言いたい。
「更新の告知はしつこいくらいしてくれ」と。
現代人は忙しいのだ。

それとは別に、前に書いたアイドルだったかちょっと忘れたが、公式のファンクラブじゃないと思うし、親衛隊なのかそれは不明なのだが、コンサート終りに会場の外でメンバーを募集していて、それに入ろうとしたことがある。
ただただ前のほうで見たいという一心で入ってみようかなと、個人情報を用紙に記入してしまったのだ。

今考えれば、若気の至りというか、コンサートで気分が高揚してしまったのだろう、ほんとバカだ(笑)
後日、家に電話がかかってくる。
何かヤンキーと呼ばれる人達が、慣れない敬語を使ってしゃべっているような感じの話し方で、会費を封筒に入れて送れと言っているようで、それを聞いていてすごく不安になり、

「すみません、やっぱりやめときます」

と言って電話を切ってしまった。

たぶん、その会に入会していたとしても私はボッチだったに違いない。




そんな私なのだが、Perfumeのファンクラブにはずっと入っているし、特に辞める理由も見当たらない。
ファンクラブの特典とかチケットが取れる確率が高いとか、いろんなメリットはあるのだが、そのようなことをまとめてもっと大きな視点でPerfumeを見てみると、それはTeam Perfumeとしての考え方でもあると思うのだが、彼らは期待を裏切らない奴らなのだといつも思う。

期待に応える奴はカッコいい。
海外で新しい試みをやったなら、帰国してすぐにファンのみんなに見せようとするし、何か新しいことをするときには、ファンの集まりの中で発表しようとするし、ファンを大事にするというよりは、期待に誠実にしかもスマートにカッコよく応えてくるPerfumeを、愛せずにはいられないのだ。

これからも私はたぶんファンクラブ会員であり続けるだろうし、それに何の疑いも持たないだろう。

周りの人に特に知らせることはないだろうけど(笑)

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