幕張メッセ

超モシュッシュピットって何よ?
と思いながらも、とにかく前のほうなんだろうなと抽選申し込みしたのだが、これが見事に当選した模様。
とにかく毎回だいたい当選しているが、これは一枚だけの一本釣りが功を奏しているのではないかと思える。
小箱ではどうなるかわからないのだが、これから小箱でやる予定があるのかも怪しい。
例えばZEPPのステージで7人は厳しい。
まぁ、ダークサイドと呼ばれる現状での話であるが。

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そうそう、今回のライブ、ダークサイドの公演ということで、2018は最後までこれでやっていくのだろう。
もしかしたら、このツアーで今年は終わりなのかもしれない。
chosen sevenという選ばれた7人衆みたいな、ヒーローものなら癖がひどい奴らが集まったぜ的な展開があるのかなと思っていたのだが、特にそこまで作り込んでいたようではなく、結局YUIMETALの療養中をどう乗り切るかという苦肉の策だったという説が一番正解に近いのではないかと思う。

そして今回は、衝撃的なYUIMETAL脱退発表の後のライブになるのだが、反応は様々で、それがこのライブに影響を及ぼすのは仕方ない事であろう。
ライブ前の物販では毎回かなりの行列ができるのだが、平日なのもあってか今回はそれはなかったということだ。割とスイスイと買えたようなのである。
私はいつも通り買わなかったんだけど(笑)
ベビーメタルのライブはとにかくみんな黒のベビメタTを着ている。
平日なので、会社帰りのスーツの人がいてもおかしくないのだが、着替えるのかもしれないがその数は本当に少ない。
これにはちょっとドキッとするというか怖さを感じてしまう。

このTシャツを着た人たちは、このライブをどのように受け止めるのだろう?

ただ、ライブが始まってしまえば、そういう想いは少しはなくなると思う。
やっぱり厚みのある熱い音が聞こえてくるのだった。
そこに溶け込んでいく、自分の輪郭があいまいになるような感覚、そこにいる気持ちよさと幸運を実感するのだった。



オープニングアクトのギャラティックエンパイア(Galactic Empire)はスターウォーズのキャラの格好をした、スターウォーズのインストを奏でるバンドだった。
みんなスターウォーズを好きなんだろうなぁ、という印象。でもどうだかはわからない。
MCではあのシュコーシュコーというダースベイダーの呼吸音がする。もちろんダースベイダーがフロントマンになる。
おぉ、ダークサイドつながりではないですか(笑)
これでは歌は歌えないだろうと思ってたら、やっぱり歌わなかった。
ダースベイダーがフラワーロックのように首を振りながらギターを弾いているのがなんだか可笑しかった。

オープニングアクトにインストバンドというのはある意味当たりだと思った。
というのは、何色にも場が染まらないような気がする。ボーカルがいるとやっぱりその色が出てしまうのだ。
そうでなくてもBABYMETALとの相性はいいと思ったのだが。



さて、BABYMETALのステージになる。
最初、ステージに7人出てきたところでは、何か壮大な儀式のようであっけにとられてしまった。
ダークサイドのライブのオープニングはみんなこれで、映像でも見たことあったのだが、やはり異様な感じだ。
これを最初に見たアメリカツアーの初日の観客はホントに驚いただろう。

大きく見た目は変わったけど内容は変わってないというか、これがBABYMETALだと言われればそうだとうなずくしかないような、本当に奇妙な感じのするライブだと感じた。
ファンならこれくらいは許せるだろうという部分を絶妙になぞっていく感じとか、プロデューサーであるKOBAはあんな感じなのだがちょっといい意味で変態なのだろう(笑)
昔の衣装、体制が好きなファンなら拒否しても誰もそれを否定できないような感じも理解できる。



だが、しかし、だ。
あの曲、Road of Resistance の曲の最後に、We Are “BABYMETAL”のコール&レスポンスを盛大にやったのだ。
これは多分想像になるが、意図的に丁度良いからと利用したものだろうが、大きな意味を持つし、大きな意味を持たせたことを世界に宣言したということなのだろう。

私たちが、今、ステージにいるのが “BABYMETAL”なのだと。

これは、いろいろな思い出を抱えながらも前へ進んでいくという意思表現で、このライブの中で一番重要だったんじゃないかと思えたし、苦難を乗り越えて到達した境地でもあるので、大げさではなく感動的だった。イントロではギターのフレーズに合わせて合唱が始まるし、まさにBABYMETAL賛歌の様相。背中に風を感じて振り返って見ると丁度自分の後ろでサークルモッシュが始まっていたという有様だった。あの周りにいるとちょっと涼しいことを知った。



結局、どんなことがあっても、ライブですべてをねじ伏せられるだけのパフォーマンスをすれば、誰も何も言えなくなるのである。
ライブバンドはやっぱり強い。
今回もそうであったし、これからもそうであることを強く希望したい。
それが”BABYMETAL”だということなのだから。

それでも、なんだか見る気が起きなくなった人は少し離れてみるといいと思う。
自分の場合はそれほど他に見たくなるようなライブってあまりないことに気付くんだけど。

幕張メッセお祝いの花

お祝いの花もなんだか少ない。
これが海外のズッ友から届くようになればいいんだけど(笑)

花の数とライブの良し悪しとは全く関係がありませんから!
とだけ言っておきたい。

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