ハート

この前、第三京浜という高速道路を走っていたのだが、前を行く軽トラックの後ろの荷台のカバーに大きくベビーメタルのロゴが描かれていた。これはすごいな、と思い、横に並んでキツネサインでも送ろうかと思って、スピードをちょっと上げて運転席を覗いてみると、髪は白髪で髭も白髪という60代くらいであろうおじさんだった。
わたしはちょっとびっくりして追い越してそのまま目的地だったこともあり高速を降りて行ったのでありました。
本当にいろんな年齢の人に愛されているのだなと痛感したのだった。

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変化したアイドル(アーティスト)とそのファンの距離感

アイドル、またはアーティストとそのファンの距離感が話題になることがある。
たまに、その距離感を間違えたファンがいろんな事件を起こすこともある。
その昔、インターネットがなかったころはファンとアイドル(アーティストはちょっと省略)を結ぶものはアイドルが発信するのはファンクラブのその会報だけだったと思う。一方、ファンが発信できるのは読まれるかわからないファンレターのみだった。そのころは、それが普通だと思われていたので、それほど不満もなかったというか、そんなものだと思われていたと思う。

それがインターネットの発達により、オフィシャルサイトが出来、ブログが流行すればブログを開設し、アイドルの思っていることや、リアルタイムの状況を知ることができるようになった。ファンはこのブログにコメントできるようになり、双方向の通信が可能になって、それがツイッターなどもっとリアルタイムなSNSを利用するようになると、さらにリアルタイムな反応ができるようになって、もっと密接なコミュニケーションができるようになってきたと思う。

アイドルとしてはみんながみんなネットを利用しなくてもいいと思うのだけれど、そういう同調圧力のようなものもあるし、やっぱりみんなやっているからという理由で、やっていないと不安になることもあるのだろう。特に、少ししか露出する機会のない人たちにとっては格好の手段なのかもしれない。

非接触型の成功例だと言われるBABYMETAL

一方、BABYMETALであるが・・・。
ベビーメタルは握手会もないし、SNSもブログもやらないというかやらせてもらえないというか、たぶん、メンバーが個人的にやったとしても管理が全くできないだろうと思う。
だから、事務所の方で禁止されているのだろう。
オフィシャルのツイッターのみで充分であるとも思う。
まだまだ高校生のメンバーもいるし、個人情報をあまり出すべきではない。

その昔、重音部が出来上がったころは、何かイベントがあったかもしれないが、それ以降は何もなくなってしまった。
いいのか悪いのかと言われたら、それはいいことだと思う。それがファンを大事にすることとかしないこととかという判断材料には当たらないだろう。
サービス過剰になるよりは、サービスがなくファンに飢えをもたらすやり方のほうが今の時代には合っていると思う。
ファンを獲得するに必要ないと判断された場合の話だが。

巷で言うベビメタ・ロスという状態はベビーメタルがいなくなって淋しいという意味ではなく、ベビーメタルを見る機会がなくて淋しい、ライブがなくて淋しいという、「ペット・ロス」などという意味に比べて少し軽い意味で使われているのだが、そのベビメタロスの期間中に、ツイッターやブログなどでファンを楽しませるということを全くしないというのがなんとなく潔くていいのだ。

それに対して運営が悪いだのなんだのと文句を言っているのはちょっとおかしい。
BABYMETALには若いファンもいるだろうが年老いたファンも多いので、そういう人が自分がライブを見たいという欲望を押し付けているという構図が、相手が若い女の子がフロントのバンドということもあって、なんとなく痛いのだ。
そうでなくてもそのように映る場合もあると思う。

何もないのは、裏で何かプロジェクトが進んでいるということだから、気長に待とうではないか。
まず、高校を卒業してからだと思うけど、Perfumeにおけるアミューズの事務所の育成面から判断するに、ベビーメタルも無理なすり減らすような活動の仕方はしないだろうと思う。

昔のアイドルは、3、4年で燃え尽きるようにその全盛期を終えたように思うが、アミューズは長くアーティストとして育てるのがうまい事務所だと思う。
ベビーメタルもそれにならうだろう。

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今年後半のスケジュールは?

日本ではフィルムフェスとグッズ売り、海外ではレッチリとKORNのオープニングアクトで今年の上半期のスケジュールは終了というアナウンスが出ているが、今年後半はまだ何も発表がない。
ツアーとかライブの間隔はこれくらいのグループになればこんなものであろう。
日本でのツアーか新曲、またはアニメ情報など、いろんな話が出てくるのではないか?
後半に期待しよう。

また、ライブツアーを追体験するのに、今日はこの都市で、明日はここに行って、などとアメリカ大陸の地図を出してあれこれと話ができるのは日本ではBABYMETALだけだろう。
その絵面はまるで海賊のようではないか。

「世界征服」もまんざらでもないな(笑)