戦後、日本の子供は貧困を極め、食べるものもままならなかった。
子供たちは進駐軍(アメリカ軍)の兵隊さんたちが、いろいろな甘くておいしくて魅力的なお菓子や食べ物を持っていて、それをたまに自分たちにくれるのを知っていた。
子供たちはアメリカの兵隊さんを見つけるたびにこう言ったのだ。
「GIVE ME CHOCOLATE!」
生きるためには仕方がなかったのだ。
打ち負かされた相手に物乞いをするのは子供でも心が痛んだことだろう。
しかし、空腹を満たしただろうその甘くて魅力的なお菓子のテイストは、きっと忘れることのできないものになっていただろうと思う。
時は過ぎて・・・
その子供たちは現代ではすでにおじいちゃんになってしまった。
ただそのおじいちゃんの孫の世代、19歳の女の子があのアメリカの地で大きなステージの上からアメリカ人に、
「チョコレートが欲しいよ~」
みたいなことを言わせて大合唱させているのだ。
このことを知ったら、そのリアルギミチョコ世代のおじいちゃんは涙を流して喜ぶことだろう。
そして確信するのだ、
「戦後は終わった」と。
おじいちゃん達、仇は19歳の女の子がとってくれましたよ!
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そんなわけで、アメリカでのレッチリのOA(オープニングアクト)も大好評のうちに終えたベビメタなんですけど、去年の終わりごろに出たベビメタのアニメの話、詳細が全く出てこないので、ほんとにプロジェクトは進んでいるのかと不安になってくる毎日であります。
海外の翻訳サイトを見ていると、BABYMETALとKISSの類似性を指摘している海外のファンの人がいたので、海外の人がそう見えるのなら、アニメのオファーが海外から来たのは結構必然的なことなのかもしれないなと。
とうのはKISSもマーベル社のコミックにもなっていたようだから、その辺に何か通じるところがあるのかもしれない。
ただ、マーベル社というのは、スパイダーマンとかバットマンとかそういう系統の絵柄なので、BABYMETALにとっては少し絵柄がおねえさんぽくなりすぎになるような気がする。
こちらでちょっとだけ見れるようだ。
http://issuu.com/idwpublishing/docs/kiss_greatesthits_vol1-preview?mode=window&viewMode=doublePage
頼む、この絵柄はやめてほしい(笑)
いかにもアメコミっていう感じだ。
萌え萌えしていても困るし、さじ加減が難しい。
ただ、情報だと実写も混じるようだから、どうなることやらって感じなんだけど、あのPUFFYもアニメでかなりの人気がアメリカではあったようなので、今回のレッチリのOAと合わせてもその爆発力はかなりのものになると予想される。
現在はアニメに合わせて、アメリカのあちこちにダイナマイトを仕込んで導火線に火を点火して回っているような状態なのではないだろうか。
アニメが始まるまでアメリカに焦点を置くような気がするし、それが正解だろう。
もしBABYMETALにKISSのような成功が期待できるとしたら、それはとてつもないことである。
たぶん、エンターテイメント性を感じているんだろうなぁ。
一見ギミックに見えるけどギミックでないところも似ているし。
見ていて楽しいんだろうと思う。
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私としては、アニメとかコミック化するとしたら、是非楳図かずお先生に描いてほしいと思っている。
イラストでもいい。楳図先生の描く女の子をゴシックぽくしたらBABYMETALになりそうだから。
月刊カドカワだったっけな、BABYMETALと日本のオカルトとの接点について話している人がいたけど、楳図先生のオカルトっぽいタッチもBABYMETALと非常にマッチしていると思う。
さてさて、どうなるかほんとに楽しみだ。