建築業界への就職

パート1の続きになります。

では大きなところからいきます。敬称略で。

電気屋

電気関係の配線からすべてとり行います。割と工事の最初のほうからずっと居るイメージです。コンクリートの中にあらかじめ通した管のなかに配線を通す時の掛け声が頭に残っています。

設備屋

トイレやキッチンなど給水排水設備を設置します。ピットと呼ばれる地下の部屋に潜ったり、外構工事では泥だらけになりながら配管を通したりと、重労働です。部屋の設備を扱っているときはそんな感じはしないんですけどね。

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床屋

「とこや」ではありません。床です。床の長尺シートやCF(クッションフロア)と呼ばれる床材を貼ったりします。30センチ角のタイルカーペットもそうですね。床屋さんの仕事です。幅木も貼ります。主にビニール幅木になりますが。

フローリング屋

フローリングだけをひたすら貼っていきます。床屋さんとは道具とか仕事が全然違いますので区別されます。どちらかというと大工さんの流れに近いですね。

置床屋

置床と呼ばれるフローリングを貼る土台となるものを作ります。コンクリート面から10センチほど上がったところに厚いベニヤ板で床を作っていきます。テーブルをいくつも並べたような形ですね。その下に配管や配線なども通る場合がありますし、階下の防音対策にもなります。

建具屋

建具とは扉とかドアとかそういう類のものです。大工さんが取り付けた木枠にドアを釣り込んで、ドアの取っ手やノブを取り付け調整します。収納の扉もそうですね。

ボード屋

今現在の建築では、壁がプラスターボードと呼ばれる石膏ボードが主流なのですが、その石膏ボードを大工さんが組み立てた骨組みに貼り壁を作っていきます。ボードを切るときに粉が出るので埃っぽいことが多々あります。

揚重屋

運び屋さんです。職人さんがボードなどを運ぶとそれだけで体力を消耗して仕事にならなくなってしまうので、各階に間配りしてもらったりします。比較的若いアルバイトが多く屈強な奴らです。とてもじゃないけど真似できません。一日2現場くらいこなして稼ぐそうです。

クロス屋

壁紙を貼る人達です。ボードのつなぎ目をパテで埋めて、ペーパーで平らにしてクロスを貼ります。機械で糊付けするので早いですね。機械は30万とか50万とか。これを買えばクロス屋さんになれるかもですね(笑)割と単体で動いているようです。

シール屋

建物の防水を受け持っています。コンクリートと金物の隙間とかコンクリートやタイルの目地とかをシールで埋めていきます。あと屋上の防水なんかもやっていますね。ベランダのグレーの部分はウレタン防水と言いますが、それもやっています。

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アスファルト防水屋

屋上の防水で、黒いアスファルトで防水をしてその上にシートを貼る工法がありますが、それをやっている人たちです。黒い飴のようなアスファルトを高温で溶かしてから屋上のコンクリートに塗っていきます。

塗装屋

いわゆるペンキでの塗装工事をやっています。昔は窓枠などはペンキ仕上げが多かったのですが、現在ではあまり見かけなくなりました。外装と玄関ドア枠やPS扉枠などですね。現在の大規模改修工事は、塗装屋さんか防水屋さんが主導で行っています。儲かってるんですかね?

パート3に続く