シンクの錆び

この前の金スマでの新津春子さんの空港での掃除をしている取材VTRのなかに、水飲み場のステンレスを酸性洗剤で磨いている場面がありました。すぐ焼けちゃうからすばやくやるんだと言っていましたが、なかなかのもんだと思いましたね。でも「すぐ焼けちゃうから」という言葉に違和感を感じたハウスクリーニング屋さんも多いと思いましたが。どうでしょう?

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シンクの水垢クリーニングにクエン酸を使う人

それともう一つ、新婚のキンタローさん宅へ行き、いろいろとお掃除をなされていました。その時にシンクの水垢を掃除するのにクエン酸の漬け置きをしていまして、このときはそれがうまくいったようで、その効果に興奮しているようでした。普通はクエン酸くらいでは落ちない汚れが多いと思いますが。
ということで、シンクの水垢を掃除するのにクエン酸湿布をしようと思っている、または真似してやってみた人は多いと思います。

ステンレスシンクの水漏れのもとになる弱い部分

ステンレスのシンクのクリーニングの時、クエン酸くらいではたぶん大丈夫ですけど、酸性洗剤を使う時にかなり注意をしなければいけないことがあります。というのは、ステンレス用の酸性洗剤というのは、酸は酸でも比較的マイルドな反応をする酸を使っている洗剤ですので、見かけ上はなんともない、大丈夫のように見えますが、実はかなり傷んでいるかもしれないという場所があります。
そこを傷めると、見かけ上は全く大丈夫でまだまだ使えるような状態でも、もうそれは交換しないと使用できる状態ではありません。それはどこだと思われますか?

シンクの排水口

シンクの水漏れの被害にあったことがある方はいらっしゃるでしょうか?シンクの水漏れは、シンクのわかりやすいところに穴が開くのはほとんどないと思われますが、ほんとたまにそういうシンクも見たことあるという程度です。
一番多いのはシンクの排水口を取り付ける部分のパッキンをかましている場所ですね。ここから水が漏ってきます。原因はシンクの経年劣化で、錆びて弱くなってしまってそこからパッキンでは水を止めきれずに漏ってくるという感じでしょうか。パッキンをかませている部分はシンクの大部分の場所よりもステンレスが薄くなっていますし、水がなかなか引かない部分でもあります。シンクには熱かったり冷たかったりの刺激の変化や、食塩がらみの醤油などサビの原因になるものもたくさんあります。シンクを弱める物質がたくさんあり弱めるための環境もあるわけです。

シンクのパッキンの部分からの水漏れは修理できない?

水が漏れてきたら修理をすればいいじゃないかと思われるかもしれませんが、これがいい修理方法がないんですね。シールを打って水漏れを止めても、シンクは環境が過酷ですからいずれ取れちゃいます。裏からシールを打っても同じことです。上からアルミの防水テープなどを貼ればなんとか水は止まりますが、そんな見てくれの悪いシンクは使いたくないですよね。
とあるマンションのオーナーさんは、そういうシンクを見て「これはダメだな、取り替えかぁ」と言ってました。まだポタポタとそれほど漏ってはいなかったのですがすごく決断は早かったです。以前にこういう状態の経験があるのだなと思いました。

キッチンのシンクを傷めないために

キッチンのシンクに酸性の洗剤を使う場合はここに気を付けないと、このパッキンの部分の水漏れを助長してしまう可能性があるということですね。シンクの寿命を縮めてしまう可能性があるかもしれません。
クエン酸もそうですが、酸性のものを使ったらアルカリ性で中和するということも大切ですし、なるべくササッと済ませたほうがいいと思います。パッキンの部分は湿布しないほうがいいでしょうね。水垢がたまる場所でもないですからしないでしょうけど。

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まとめ

シンクのステンレスの磨きは、洗剤を使わず物理的に磨くような掃除の仕方をしている方もいらっしゃいます。掃除というよりなんか別のもののような感じですが、ハウスクリーニング屋さんがやっています。
やっぱりこれが一番エコでシンクにも優しいクリーニングの仕方なんだろうなと思いますね。
しかし、最近では磨けないザラザラしたタイプのシンクも見かけるようになりました。

まぁ、とにかく酸性洗剤は便利ですが、シンクの排水口のパッキンの部分には注意が必要だというお話でした。