新型コロナウィルス

新型コロナウィルスの話、いろんな噂話が飛び交っていたり、それは単なるある人の推論だったり単なる希望だったり、いまいちはっきりしない話が多いと思います。
それは、今現役世代が体験する初めての事柄であるがゆえに、常識とされていた事柄に関しても情報が更新されていっている真っ最中で、一つの共通の認識となるまではまだまだ時間がかかるということだと思います。
例えば、あの次亜塩素酸水も新型コロナウィルスに対してはまだその有効性が確認されてはいないのだそうです。
ただ、効果があるだろうと言われているだけなのだとか。

一般社団法人、日本電解水協会の元北里研究所基礎研究所所長という肩書を持つ方が、「推察できる」という言い方で次亜塩素水の新型コロナウィルスへの有効性を説いています。

酸性電解水(次亜塩素酸水)は、ヒトや動物に感染する様々なウイルスに殺ウイルス効果を発揮します。
特に、ウイルス粒子にエンベロープを有しているインフルエンザウイルスには効果が優れているので、同じようなエンベロープを有しているコロナウイルスにも効果があることが考えられます。
実際に次亜塩素酸ナトリウム消毒液は SARS- コロナウイルスを完全に不活化することが認められているので、この消毒液と同じ塩素系に属する酸性電解水も殺コロナウイルス作用を示すと推察されます。
しかも、酸性電解水の殺ウイルス作用を示す主な分子種は HClO(次亜塩素酸)であり、次亜塩素酸ナトリウムの分子種である OCl-(次亜塩素酸イオン)よりも効果が優れています。
SARS- コロナウイルスを含む6種類のコロナウイルスと新型コロナウイルスの粒子の構造やウイルス粒子を形成している物質はウイルス種によりわずかな差はあるものの基本的には同じです。
従って、酸性電解水(次亜塩素酸水)は、新型コロナウイルスにも効果があることは十分推察されます。

https://jewa.jp/wp/wp-content/uploads/2020/04/bc4c1bbdeebfe74049e8228076e64d1e.pdf

このインタビューがいつのものかはわかりませんが、それほど古いものではないでしょう。



そして、その次亜塩素酸水の新型コロナウィルスへの有効性を研究しているのが「nite」ナイトと呼ばれる機関です。独立行政法人、製品評価技術基盤機構の略だと思います。
その研究結果がこのPDFで、効果があるものと効果が見られなかったものと研究結果にまだばらつきがあるため、有効だとは言えないようなのです。

https://www.nite.go.jp/data/000109487.pdf

あくまで今現在、2020年5月29日までの話で、これからの研究結果によってはまた違った答えが出てくるかもしれません。

<スポンサーリンク>

新型コロナ対策に有効な家庭用洗剤

このナイトと言われる機関が発表したものに、新型コロナウィルスを消毒、除菌するのに有効な家庭用洗剤、しかもその商品名の一覧があります。
なぜ、家庭用洗剤が新型コロナ対策に有効かと言うと、洗剤に含まれるその界面活性剤にあるということです。
掃除屋さんが持つ界面活性剤のイメージとしては、付着した汚れとその対象物の間に潜り込んで、対象物から汚れを切り離す、みたいな感じだと思います。
そのような汚れ落とし効果だけでなく殺菌作用も持っているのものもあり、もともと殺菌材としても使用されていたようなのですが、今回の研究で新型コロナウィルスに対してもその有効性が確認されたということのようです。

一口に界面活性剤といってもその種類は多種多様であり、有効性が確認できたのは下の界面活性剤を含む洗剤のようです。



直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(0.1%以上)
アルキルグリコシド(0.1%以上)
アルキルアミンオキシド(0.05%以上)
塩化ベンザルコニウム(0.05%以上)
塩化ベンゼトニウム(0.05%以上)
塩化ジアルキルジメチルアンモニウム(0.01%以上)
ポリオキシエチレンアルキルエーテル(0.2%以上)


何やら難しいカタカナが並んでいるようですが、実際には洗剤によく使われている成分なので私たちの身の回りにいつも存在しているものなのです。
家庭用洗剤のリストは以下になりますが、感想としては家庭用の花王のマジックリン系統のものや、ライオンの台所用洗剤の代名詞とも言うべきロングセラー商品のママレモンやチャーミーグリーン、100円ショップで売っている大きめの容器に入った台所洗剤、ミツエイ株式会社のハーバルフレッシュなどが入っているのがうれしいですし目を引きました。

こういう時期のですので、コロナ対策としてこれらの洗剤を選ぶのもアリなのではないでしょうか?

有効と判断された界面活性剤を含む家庭用洗剤のリスト

<スポンサーリンク>