掃除とはちょっと趣向が違うのかもしれませんが、シールはがしで苦労されたことある人多いのではないのかと思います。
子供さんがいるご家庭では、タンスが何かのコレクションのようにシールだらけになっているのを何回も目撃していますし、私も実際そのような犯行に及んだこともあります。
もっとシールをうまく剥がしたい、そんな人のためのページです。

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シール、テープはがしや落書き消し、溶剤をスポット的に掃除に使う。

これは厳密に言えば一般に言う洗剤のイメージからは離れているかもしれませんが、一家に一台ではないですが、生活していると一度はこれが必要な時が来るんじゃないかということで、洗剤の仲間に加えてみました。
新築のマンションにクリーニングなどではよく使う溶剤なのですが、一般家庭で使うにはちょっと臭いが気になるところです。
そんな時にオレンジ系のリモネンが入ったものを使います。
逆に、シールはがしや落書き消しには、オレンジ系のリモネンがだいたい入っています。

お掃除用洗剤の種類・シール、テープはがし、溶剤編。

シールはがしや落書き消しとして販売されている商品の成分にはだいたいリモネンというオレンジ由来の成分が入っています。
溶剤そのものでももちろんシールは剥がすことができます。

3Mシールはがし

シールはがしや落書き消し・溶剤の性質

ご家庭のタンスが子供が貼ったシールだらけで何とかきれいにしたい、とか、柱にフックを両面テープで取り付けたけど位置を変えるために剥がしたら、テープの跡が残ってしまったのをなんとかしたい、なんて思ったことはあると思います。
そういう種類の洗剤というか溶液というか、そんな感じのものについてです。
溶剤とか有機溶剤とか呼ばれるこの種類のものも、普段の掃除にはたぶんというかほとんど使わないと思いますが、スポット的にたまに使うことがあります。
ですので、一家に一台とか、常備しておくようなものではないですが、あるとその時は便利に感じるようなものですね。
成分で言いますと、ラッカーシンナー、塗料用シンナー、エタノール(アルコール)でしょうか、あと、オレンジ系のリモネンを配合した商品もあります。

ラッカーシンナーはホームセンターですと「ラッカーうすめ液」として売っていまがほとんどご家庭では使わないのでは、と思います。とにかく匂いが強く、換気をよくしておかないと危険です。プラモデルを作ったりする人なら覚えがあるかもしれませんが、セメダインという接着剤の臭いですね。
ラッカーシンナーは、主に新築の工事後の清掃にスポット的に使います。新築では塗装工事でペンキで汚した部分やシール工事でそのはみ出た部分などをクリーニングする場合などです。シンナーを布に浸し、ペンキを拭くとだんだんとペンキが溶けてきれいになります。
このようにして使うのですが、ペンキなどで汚れたものがプラスチックなどですと表面が溶けてしまいますので、その時は塗料用シンナーを使います。
ということは、シールはがしでも、対象物がアルミなどですと溶けないのでシールはがしにも使えるということです。

塗料用シンナーはホームセンターですと「ペイントうすめ液」という名称で売っていると思います。

ペイントうすめ液

その名の通り油性の塗料を薄めたり塗装後の刷毛を洗ったりするのに使うのですが、プラスチックに貼られたシールをはがすのに使ったりします。
ラッカーシンナーに比べると揮発性は少し弱めで、油っぽい感じもします。臭いも控えめですが、やはりそれ系統の臭いはしますね。
また油汚れをふき取ることも可能ですが、臭いの関係でキッチンでは使いたくない感じです。
脱脂する能力は高いですね。 石油の感じに似ていると言えば似ているかもしれません。

以上シンナー系のものについて書いてみましたが、これは補足説明という程度に留めておきたいところです。

市販のシールはがしの成分を見て見ると、リモネンやアルコール、石油系などのものが含まれていると思います。
この中のアルコールについて書いてみたいのですが、アルコールはエタノールでも成分的にはそれほど変わらないのですが、これは塗料用シンナーでも対象物が変質しそうなシールはがしに使っています。弱い分時間がかかりますが。

エタノール

ただ、リモネン系でいいものがありますのでそちらの方が効果が高そうですね。
エタノールを掃除に使うとしたら、手垢を部分的にとりたいときとか、特にガラスや鏡の手跡なんかきれいになると思います。昔はブラウン管テレビの画面を拭いたりしたと思いますが。
ちょっとしたお掃除用のウェットシートには成分としてエタノールが含まれていることが多いですね。あのスーッとしたひんやりする感じです。

最後にオレンジの成分のリモネンについてですが、オレンジ系の洗剤もある中で、とくにシールはがしや落書き落とし、あと、床にくっついたガムをきれいに取るのにも使ったりします。
リモネンを含む物はいろいろとありますが、注意したほうがいいことがありまして、その成分を見てリモネンが含まれていても石油系のものが含まれていますと、柑橘系の香りの中にどこか石油臭いような感じがしますので、臭いに敏感な人は「柑橘系のいい香り」ということであっても注意したほうがいいと思います。
ディゾルビットという商品なら安心してお勧めすることができますね。
私は常に持ち歩いています。

ディゾルビット

シール、テープはがしや落書き消し・溶剤の用途

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シールの除去能力の強さとしては、

ラッカーシンナー>塗料用シンナー≧リモネン系>アルコール

このように表すことができると思います。

使用する場合は、その対象物はどんな素材なのかということを確認して、目立たないところで少し試してから使うのがいいですね。
あと、プラスチックのヘラを併用するともっと効果的です。
シールやテープ跡の接着剤が洗剤を塗布することで柔らかくなりますので、それをヘラで取り除いて徐々にきれいにしていきます。

ヘラを使う時は対象物に傷がつかないように配慮しなければなりません。
コツはといえば、まず急がないことと水で濡らしたり、洗剤のオイルを使ったりして、対象物とヘラの間に潤滑剤を絶やさないことだと言えます。
そういう意味でもオレンジオイル、リモネン系のシールはがしは最適だと思いますね。
ステッカーなど表面が少し硬めのものを剥がす時には、対象物とステッカーの隙間に洗剤をしみ込ませていくような感じで使います。
染みこませるだけでスルっと剥がれてしまうものもあるくらいです。
焦って速くやってしまおうとしないで気長にやるのがコツかもしれませんね。
特に対象部分が繊細なものについては気を使うところでしょう。

落書きを落とす時にも同様です。
アルミとかガラスなら全く気にすることなく洗剤を使うところですが、対象物が繊細なもの、たとえば塗装したものであるならば、一応テストしてから使用してください。
また、落書きが思うように落ちない場合は、助剤としてクリームクレンザーを使ってこすってみるというのも一つの方法です。混ぜて使う必要はないので、布に付けてこすってみてください。
また、混ざっても特に不安全なこともありません。

シール、テープはがしや落書き消し・溶剤を使う時の注意点

テープ跡をきれいにしたい時、シールをはがしたい時、落書きを消したいときにこれらの洗剤を使うわけですが、先ほども言ったように、何にテープやシールがくっついているか、それはこの洗剤を使っても大丈夫なのかということを確認することが大切です。
そのためには成分や注意書きを確認することは大切だと思います。

また、臭いの問題ですが、石油系の臭いが苦手な人は、それが入ってないものを選ぶことをお勧めします。
特に部屋の中で使いたいときにはこれは重要なことだと思いますよ。

3Mシールはがし成分表

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お掃除番管理人からひと言

ちなみにインスタントコーヒーのガラス瓶に貼ってあるラベルをはがすには、台所用洗剤を溶いた水に浸けておけば半日くらいで自然と剥がれます。
無理やり剥がしても汚くなるだけなんですよね。
剥がしづらいラベルもあることはありますが。

コーヒーラベルの剥がし方