お掃除が行き届いてキレイな状態を「ピカピカ」と言ったりしますね。
「つるつる」とは言いません。「つるつる」と言うと誰かを煽っているように聞こえたりします。

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「ピカピカ」という形容詞のごとく、お掃除の後にピカピカに光らせるためには。

世の中には「ピカピカ」という形容詞があります。
ピカピカに輝くようにきれいな様子を表すその形容詞は、お掃除後の状態を称賛するときに使われたりしますね。漫画では、十字に輝く星が使われたりして。

冷蔵庫の掃除のピカピカ

その「ピカピカ」な状態にするためには、お掃除で汚れを落としてしまうと同時に、元来光っているものは光らせたほうがきれいに見える、ということが考えられます。
そのような状態に近づけるための洗剤を紹介していきます。
でも、だからといって何でもかんでもピカピカに仕上げるというのはちょっと趣味が悪い感じですね(笑)
最近ではマットな、つやなしの素材が多くなってきていますので、そのような動向も注視していこうと思います。
ただ、つやなしの素材でも全体的に綺麗に仕上がった部屋は「ピカピカ」という形容詞を使って表したりするんですよね。

お掃除用洗剤の種類・つや出し系洗剤編。

つや出し系洗剤の面白いところは同時に潤滑油としても使えないことはない、というところでしょうか。
オイル系はもちろんのこと、シリコーン系もそうなんですよね。

グラスターゾル

つや出し系洗剤の性質

つや出し系の洗剤は大きく分けて2つの種類に分かれると思います。
一つはオイルのしっとり感を利用したもの、もう一つはシリコーンを利用したものです。

オイルを利用したものとしては、シーバイエスのステンレスの汚れ落とし及びつや出し材であるステングロスがありますね。他に、玄関ドアのつや出しスプレーという商品もオイルを利用したものです。

ステングロス

オイルと書けばなんだか高級そうなんですが、油と書くとなんかベトベトした嫌なものに思えるのは不思議なもので、実際はそれほど変わりません。
これらを使うと、油のようにベトベトするようなイメージがあるかもしれませんが、ウエスでよく拭きあげると、そのような感じはなく、しっとりとした感じに仕上がります。

ただ、油系は揮発性が弱いということを利用している感じもあり、これを使って掃除した後はピカピカなのですが、時間が経ち脂分が蒸発してくると、少しつやが引けたような感じになりますが、むしろこの状態がこの洗剤の最終形だと考えるべきで、初期のツヤツヤ感を維持するために何回も使うのはあまりよくないと思います。
オイルを使うことで、少しこすれた傷などは見えなくなってしまいます。これはシリコーン系のものにはない効能だと思います。

そのシリコン系のものですが、最近ベトベトしない潤滑剤としても使われるようになってきました。
鞄のファスナーの滑りをよくするのは、オイル系のものよりもシリコーン系のもののほうが周りを汚さない分合ってると思います。
シリコーン系と書きましたが、こちらもオイルでシリコーンオイルなどという表記があります。
シリコーンにはいろいろな特性があり、先ほど話した潤滑性もそうですが、撥水性もあり、衣料の撥水加工や車のワックスなどに多用されていますので、ホームセンターに行ったときには車のコーナーによく行って新製品をチェックしたりします。

クレのルークス

また毒性も低いので化粧品にも使われているほどです。 そして、ここでいうところのつや出しとしての特性もあります。
有名なのがシーバイエスのシャインアップ(今はシャインポリッシュという名前になりましたが)で、
シャインアップ

ガラスクリ-ニング用としては日本磨料工業のグラスターがあります。

グラスターゾル

グラスターゾルの成分表

ガラスだけでなく、銀メッキの光らせたい部分や、レンジフードのカバーなどにも使えます。
一度きれいに掃除してから試してみてくださいね。

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つや出し系洗剤の用途

とにかく、ピカピカにしたいつや出し系の洗剤を使いたい対象物をきれいに掃除してから使うことです。
つや出し系のものには界面活性剤が含まれていて、ある程度の汚れ落としが想定されているものも多いですが、それにたよらず、きれいに掃除しておくことで、つや物質(シリコーンやオイル)の乗りをよくしたいからです。

つや出し系の洗剤はだいたいがスプレーの商品が多いと思います。
少し離し気味にまんべんなくスプレーして、ウエスで広げながら拭きあげていきます。
この「まんべんなく」というのが大事で、洗剤が多い部分やかすれていて少ない部分があるとうまく仕上がりません。
とはいってもシリコーン系やオイル系は伸びがよく、根気よく拭けば誰でもきれいにできると思います。
洗剤がまんべんなく行きわたるように拭くには、まず縦に拭いて次に横に拭いて、という感じで拭きあげるのが普通でしょう。
一部分だけゴシゴシやると、どうしてもムラになってしまいます。
これ、窓一枚拭くのも割と疲れると思います。二の腕に効きますので、二の腕の贅肉が気になる方はダイエットに最適なんじゃないかと(笑)
ウエスは二枚用意しておくのがいいでしょう。
一枚でスプレーした後、まんべんなく洗剤を広げるために使って、もう一枚は仕上げの拭き上げの為に使います。
ウエス二枚を使って、数枚のガラスを仕上げる感じだと思ってくだされば間違いないでしょう。

つや出し系洗剤を使う時の注意点

先ほども書きましたが、対象物をきれいにして脂分や汚れを除去してしまうことが重要なんじゃないかと。

汚れたガラスにいきなりシリコーン系の汚れ落としを使うと、拭き取り具合によりますが、ガラスに汚れが残って取れにくくなることがあります。
また、ステングロスはステンレスを綺麗にするものですが、パラフィンオイルを含んでおり、無垢のステンレスの色合いよりも若干油分を吸って色が濃くなります。

ステングロス成分表

ですので、キッチンのステンレスのつや出しには向かないかと思います。
また、キッチンの汚れを落とすようには設計されていないはずです。

また、特にシリコーン系のものは窓ガラスのガラスの端のゴムのところのカビ予防にもなります。
カビの防止剤のなかには、シリコーンを含み、シリコーンの特性である撥水性を利用して、水分を寄せ付けないようにすることでカビ予防として使おうという商品があるくらいですから。
ガラスをスプレーするときに、縁のゴムの部分も一緒にスプレーして拭きあげるといいと思います。

オイル系のものは家の外でステンレスなどに使えば、そのオイル分が錆びの予防にもなって一石二鳥です。
ただ、それほど長くは効果がないかもしれませんが。

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お掃除番管理人からひと言

なぜかスプレーで販売されているものが多いですね。
使いやすいからでしょうか。

つやのあるなしで言えば、車の塗装でさえツヤなしタイプが出てきています。
しかもBMやベンツからです。
マンションで使う塗料も3分ツヤなどが多いような印象ですね。

なお、福岡ではカッコつけている人を「ツヤをつけている」というような表現をします。