ご自宅に置いている洗剤の中でクレンザー系統のものはありますか?
意外にないかもしれないと思っているのですが・・・

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洗剤で汚れが落ちないなら擦って磨いてみるという手段。

自宅をお掃除するときにクリームクレンザーを使っている人ってどれくらいいるのか気になるところです。
多分あまりいないと思うんですよね。
アルカリ洗剤も塗布してからウエスやスポンジでこすらないと、なかなか汚れは落ちてはくれません。
そういう「こする」という汚れの落とし方をするときにクレンザーを使った中もっと効率的に汚れを落とすことができます。
でも、つやのあるものをこすりすぎるとつやがなくなってしまいます。
難しいところですね。

お掃除用洗剤の種類・クレンザー、磨き粉編。

やっぱり有名なのはクリームクレンザーのジフですかね?
カネヨクレンザーなどの粉系の研磨剤もお安く未だに健在であります。

クリームクレンザージフ

クレンザー、磨き粉系洗剤の性質と種類

続いて磨き系の洗剤です。洗剤というか磨き粉といいますか、まぁ、そんな感じです。
これは半液体状のクリームクレンザーとホーミングなど磨き粉系のものとに分かれるでしょう。
研磨剤の成分はいずれもモース硬度3の炭酸カルシウム系(方解石)のものを利用しているようで、対象物を傷つけないよう配慮されています。
ちなみにモース硬度というのは、ひっかき傷のつきにくさを10段階にしてあらわしたもので、10があの固さで有名であるダイヤモンドになっています。ちなみに2.5が重曹ですね。
この柔らかさなら重曹もクレンザー的な使い方もできると思いますし、実際そのように使っていいる人もいるかと思います。
炭酸カルシウムも重曹も水に溶けるというところが特徴で、きれいに洗い流せるのもポイントが高いのではないでしょうか。

クリームクレンザーはその成分から100円ショップに売られているようなものと、商品名のジフの2系統に分かれるようです。
100均のものは研磨剤が50%程度配合されているのですが、ジフは20%くらいです。ちなみにカネヨンも研磨剤は50%ですね。

ジフの成分表示

100均のクレンザーの成分表示

いずれも研磨剤+界面活性剤という組み合わせなのですが、ジフは界面活性剤の濃度が若干高いようです。
値段が高いのは界面活性剤の違いなのかもしれません。

一方、磨き粉ですが、こちらはホーミングやカネヨクレンザーなどがあります。

カネヨクレンザー

ちなみにホーミングは2018年9月で製造を中止するようです。時代の流れなんでしょうかね。
ちなみにホーミングのクリームクレンザーバージョンもあるようですが、私はまだ見たことがありません。研磨剤は50%配合のようです。

ホーミングやカネヨクレンザーに含まれる粉系の研磨剤はおよそ90%配合されていますので、ほぼ炭酸カルシウムで出来ていると言っても過言ではありませんね。

カネヨクレンザー成分表示

ですので、磨き効果を考えた場合、磨き粉を使ったほうが効果が高いのではないか、ということが言えると思います。

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クレンザー、磨き粉系洗剤の用途

掃除の汚れの落とし方の中にある「こすって落とす」というやり方を助けてくれる洗剤です。
洗剤で洗ったのに落ちない場合、ちょっとこすり効果をいれてやると汚れが落ちることがあります。
先ほども書いたのですが、キッチンシンクの磨きの時に、酢やクエン酸湿布後、シンクを磨くときに磨き粉を加えることによって、より磨き効果を高めてくれると思います。

これはアルカリ洗剤を使う時にも同様ですが、この場合はあまり使わないかもしれません。
また、ツルツルの化粧版などの落書きを消すのにクレンザーを使うと落ちる場合があります。
ただ、一ケ所を集中的にこすると、そこのつやがなくなってしまい表面にムラができてしまいますので注意が必要です。ちょっと大きめに円を描くように磨いていくといいと思います。
テープ跡のベトベトが残っている場合もクレンザーでこすることによって、アルコールや溶剤を使わずきれいになることがあります。
すべては汚れている対象物との相性もありますので、隅のほうでちょっとテストして使ってみるということが大切です。

クレンザー、磨き粉系洗剤を使う時の注意点

建具のツルツルした部分にクレンザーを使ったら、よく水拭きをして拭き取ることが肝心です。
最低2回は拭かないと乾いた時にクレンザーの粉の跡が残ってしまいます。
2回というのは、一回万遍なく拭いて、ウエスを綺麗に洗ってもう一度万遍なく拭くということです。
行ってきて2回とかそんなレベルの話ではないです(笑)

それと、先ほども話した一部分だけこすりすぎてその部分のつやがなくなってしまうことです。
カルサイトで水に溶ける見ないなことを言ってますが、やはりそこはクレンザー、しっかりと磨けますので。

ちなみに磨くとは言い換えれば目に見えないレベルの小さい傷を万遍なくつけて傷を目立たなくするというようなニュアンスにもとらえることができるでしょう。
大理石の磨きの場合は、その万遍なく傷がついた状態から、番手を徐々に細かいものに上げていき、再度ツルツルの状態に持っていくような行程なんですよね。

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お掃除番管理人からひと言

海外のクレンザーにはカルサイト以外の研磨剤を使っているものがありまして、水に溶けにくいものもあります。
便器の底に何か残ってるというクレームがあったので行ってみたら、それはクレンザーの残りでした。たぶん。