シーリング、またはコーキングと呼ばれている防水工事についてです。
ガラスとかサッシ周りのゴムのようなものだと言ったらわかりやすいでしょうか。

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シーリング工事について

サッシと外壁の取り合いの部分、キッチンの隙間など、防水の役目をしています。
シールまたはコーキングなどと言ってます。
コーキングの材質によりだいたい2種類のタイプに分けることができます。

シーリングの種類

シリコンシーリング

シリコンタイプのものはウレタンタイプのものに比べてやや固めでキッチン、風呂場など常に水にさらされているような所の防水に使います。ガラスもシリコンシールでサッシに固定されています。

ウレタンシーリング

ウレタンシールは外壁の目地、コンクリートの壁と金属の取り合いなど日光や気温によって収縮しすこしサイズが変わってしまうような場所の防水に使います。シリコンよりも柔軟性がありますので。
コンクリート面になぜ目地がはいっているかと言いますと、亀裂が入った場合にそこでヒビがとまる様にという配慮からです。

シーリング施工に必要な道具

洗濯機防水パンのシール

ウレタンもシリコンもやり方は大体同じですので一緒に説明したいと思います。
冒頭の写真の部分は洗濯機の防水パンと壁の取り合わせのところです。
ここは水がはいったりほこりがたまったりしちゃいますからシールしたほうがいいですよね。
ここは水場なのでシリコンを使います。

シール材料

使う道具及び材料はコーキングガン、シリコンコーキング材、ヘラ、マスキングテープ、ラッカーシンナー、プライマー、バックアップ材です。
コーキングガン及び材用は写真のものです。

コーキングガン

ヘラは金属の専用のものがありますがお勧めはゴムでできたやつです。商品名で「ならし名人」「仕上げ名人」とかいう名前のものがやりやすいです。
テープはペンキ工事などにも使う紙製のマスキングテープ、ラッカーシンナーは道具の洗浄用に、バックアップ材はコーキングする溝が深く材料を意味なくたくさん使ってしまいそうなときに溝に埋め込みます。

バックアップ材

プライマーはコーキングがくっつきやすくするための糊みたいなものです。
シリコンを使う場面ではあまり使うことはないですがウレタンを使う状況においては必ず塗っておきましょう。

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シーリング施工の仕方

それでは施工の仕方を順を追って説明します。

  • コーキングしたい溝の両側にマスキングテープを貼ります。
  • 必要に応じてバックアップ材をいれます。
  • コーキングするところにプライマー(どろっとした液体)を筆や刷毛を使って塗ります。
  • 材料をガンにセットします。
  • ガンを打ってシールします。
  • ヘラで平らにならします。マスキングテープに材料が大量に被ってないか確認してください。またここでモタモタしてたら材料の硬化がはじまりやり直しになりますしもう投げ出したくなるくらいに汚れてしまいます。
  • 少し時間が経ったらテープをはがします。何かに巻きつけるようにはがしていくとあたりを汚さずに済みます。

以上で完了です。
約一日くらい触らないようにしてください。シリコンは比較的早く乾きますけど念のためにです。

とにかく汚れに注意してください。服につくと取れませんし大変です。
皮膚についたらラッカーシンナーの付いたウエスで拭いてください。皮膚の弱い人はゴム手でもしたほうがいいと思います。
とにかく失敗するとかなり汚く見えるものなので本番の前に一回練習してみるのもいいと思います。また、材料の色も何色かありますのでそれなりに工夫できます。

※商品写真はセキチューです。ありがとうございました。

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お掃除番管理人からひと言

シーリングの材料が洋服につくと、もう取れません。お気を付けを。