キッチンの壁のタイルが剥がれてしまいましたので補修し、隙間をシーリングしてみました。
内容的には、タイルの張り替えとシーリングの実践編となっております。
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シーリング・コーキング工事実践編
タイルとキッチンの隙間にコーキングを施工する機会がありましたのでそのことについて書きます。
コーキングとはシーリングとも言いまして防水剤または防水する工事自体のことを言ってます。サッシのガラスのふちでガラスを固定するために使われたりします。
コーキングにはシリコンとウレタンという素材のものがありますが、今回は水に常に濡れるところなのでシリコンを使います。
この材料は洋服などに付くと厄介でまずとれません。ほかの部位などについた時にはすぐにウエスでふき取ってください。
使った道具などはラッカーうすめ液などラッカーシンナーを付けたウエスで拭きとり掃除します。
また指先などについた場合もシンナーで拭きとります。少し痛いですけど。
キッチンのタイルが剥がれてきた~現状
築40年くらいのマンションのキッチンの壁です。
壁はコンクリートの上にタイルが貼られていました。そのタイルにフィルムが貼られていましてそのフィルムをはがすとなんとタイルがはがれてきました。
築年数もありますがコンクリート直にタイルを貼っていたこととその壁の逆側が外気に触れる構造になっていたために、結露その他で接着が弱くなってきていたことが原因だと思います。
通常ならば、鉄筋コンクリートの建物ですと、外気に触れるところはモコモコしたウレタンを吹き付けて断熱していますが。
キッチンのタイルを貼っているところは防水の石膏ボードになっているところが多いですね。
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タイルのはがしと貼り換え工事
はがしているところです。
接着用のボンドとタイルが完全に分離しているような感じです。
全部はがし終わりました。
後は隅のほうを周りを傷つけないように慎重にはがしていきます。
タイルを貼っているところです。
専用のボンドで貼っていきます。
1シート9枚ですのでなるべく9枚で貼れるように考えて施工します。
タイルを全部貼ったところです。
端のほうはタイルを切らなければならないので少し面倒ですね。
目地を入れたところです。
これが乾き次第コーキングを施工します。
シーリング工事
この隙間をシールするわけです。
タイルとタイルの取り合い、キッチンのカウンターとタイルとの取り合いに打ちます。
まず、マスキングテープを貼ります。
実際の溝の幅より1ミリほど大きめに貼るときれいにできます。
このテープはコーキングを打った後にはがすのでそのことを考慮に入れて貼るようにします。
コーキングをコーキングガンにセットして打っていきます。
コーキングの先を斜めにカットしますがその面積がほぼコーキングの幅になるような感じに切っておくと無理なくうまくいきます。
コーキングが多すぎると均すときに余分なコーキングが多くなってそれが汚れのもとになる場合もあるし適量を出すように心掛けるといいと思います。
シリコンコーキングは表面が比較的早く乾いちゃうので、一直線にコーキングを入れたらすぐにならしたほうがいいと思います。
ホームセンターで売っている「ならし名人」っていう固いウレタンでできたものの先端をカットしたものを使ってならしました。
軽く押さえてゆっくり引いてならします。
このときにコーキング側のマスキングテープの端が見えるような感じでならしておかないとテープをはがすときにコーキングを持ってきてしまい仕上がりが悪くなります。
コーキングを打ちならし終わりました。
この状態で少し待ち、それからマスキングテープをはがせば出来上がりです。
もちろん打ってすぐにはがしてもいいですし、完全に乾いてからはがしてもいいですが、完全に乾いてからだとコーキングがうまく打ててない場合バリが出てひだひだになってしまうこともあります。
まぁカッターで切れないこともないですが。その方が汚れなくて済むかもしれませんね。
これが 完成写真です。
とにかく汚れに注意してください。
テープをはがすときにも注意しておかないと汚しやすいです。
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お掃除番管理人からひと言
素人の人がシーリングしているのをよく見るのですが、最初に貼るはずのマスキングテープを貼ってないのと、シールをならすのを道具なしでやっているような印象です。
これらがそろえばもっと綺麗に出来上がります。