ペンキを塗ると一気に対象物が様変わりします。簡単で効果的なDIYだと思います。

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ペンキ・塗装工事について

ペンキには大きく分けて水性と油性という2種類の性質のものに分かれます。
それぞれの違いを明確にしつつペンキの塗り方を説明したいと思います。

ペンキのローラー

ペンキの種類

水性ペンキの特徴と使い方

水性ペンキは塗料を水で薄めることができ、最後も刷毛やローラーを水で洗うことができます。臭いもないので比較的使いやすいと思います。
用途としてペンキの缶にいろいろと書いてますが、主に室内の壁、コンクリートの外壁、室内の木枠などに使います。コンクリートに塗る場合下地としてシーラーと呼ばれる透明の材料をがっちり塗っておきます。ペンキとコンクリートの接着剤みたいなものです。発色もよくなるしペンキも長持ちします。

シーラーが完璧に乾いてからペンキを塗ります。木枠にはシーラーは必要ないと思います。紙やすりをかけてから塗りましょう。木枠は吸い込みますので一回目はざっと荒らすように塗って、それから仕上げ塗りをやるとうまくいきます。

油性ペンキの特徴と使い方

次に油性ペンキですが塗料は専用の塗料用シンナーで薄めます。道具や手に付いた場合はシンナーで拭かないととれません。いわゆるシンナー系の臭いがします。用途としては鉄やブリキなどに使うのが一般的だと思います。痛んだペンキを塗り替える場合はさび止めを先に塗ってからペンキを塗ることをお勧めします。ペンキの「もち」がまったく違います。

さび止めも普通の油性ペンキと同様にあつかいます。一般的なものは赤茶色をしています。グレーや白などもあるようです。痛んだペンキのはがれる部分はヘラなどではがし、紙やすりや荒めのスコッチブライトをかけてからさび止め、乾いてからペンキという具合です。

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ペンキを塗るコツ

塗る際に気をつけることは、まずはマスキング(養生)です。衣服に付くととれませんし他の部分についても落とすのたいへんですので塗らない部分はきっちりマスキングしましょう。紙テープとマスカー(テープにビニールがくっついているもの。広範囲のマスキングが楽にできる)があれば完璧です。

刷毛で塗ると刷毛のすじは目立って汚くなることがあります。これを防ぐのはペンキをそのまま原液で塗らないことです。少し薄めてから塗りましょう。そうすれば塗ったときにはすじが付いてても乾くと目立たなくなってるはずです。乾いていく段階でペンキが落ち着きますので。2回塗りすればだいたいキレイに仕上がりますよ。これはローラーで塗る場合にも言えます。
ローラーは直径が小さいほうが平らに塗れます。扉などを塗るときはこれで塗ります。広範囲を塗る場合は直径が大きいものの方が材料もちがよく塗りやすいですよ。ローラーを使うときには縁の部分を刷毛で塗ってから真ん中あたりをローラーで塗ります。

ペンキを使う場合にはよく混ぜてから使ってください。ペンキを長い間置いておくと成分が分離することがあります。もう大丈夫だ、と思ってもさらにしばらく混ぜましょう。色を調合したり薄めたときもそうです。

刷毛は悔しいですけどやはり高いものの方が使いやすいしきれいに塗れます。これは仕方ないですね。安いものを買って使い捨てにするっていう方法もありますし。刷毛はよく洗ってから保存用の油に浸して保存しておきます。ここまでやるとプロですね。

ペンキを塗ってから養生をはがした後、汚した部分のペンキを掃除するのにラッカーシンナーを使います。なお、プラスチック部分には使えませんしその他使えない部分もありますので目立たない部分で試してからにしましょう。プラスチック部分には塗料用シンナーでいけると思います。

ちなみにペンキは塗料屋さんに行ってサンプルの色さえあればその色を作ってくれますよ。
色見表なんてカタログもあります。

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お掃除番管理人からひと言

ペンキは2回塗るようにすれば、ムラなく綺麗に仕上がります。
もちろん、一度塗ってから乾かして、塗り重ねます。
白は特に2回塗ったほうがいいと思います。
下地の色が透けますもんね。