滑らない靴底
ハイパーVソールってご存知ですか?
日進ゴムという会社が開発した滑らない、滑りにくい靴底やゴムシートなどのことです。
滑りやすい床で作業されている職業の方っていらっしゃいますよね。常に水に濡れた床の上で動き回るような仕事、漁業などもそうでしょうし、厨房の仕事も水と油もあってとても滑りやすい。あと、濡れた鉄の上を歩く工場の方や、いろいろな場面が考えられると思います。
私は、床の洗浄などを行う時に濡れてしかも洗剤で滑りやすい床の上で作業をすることになりますので、このハイパーVを履いて仕事をしているというわけです。

というのも一度痛い目にあいまして・・・
スチールの足場に乗って仕事をしているときに雨が降り始めまして、足場がびしょ濡れになったんです。それでも仕事が終わらず、やっていたところ、足が滑り足場を踏み外して肋骨をしこたま打ち、ひびが入ってしまいました。不幸中の幸いだったのは足場の一段目で高さが2メートルくらいだったことでしょうか。だから不注意になってしまったとも言えますが・・・
そういうこともあり、滑りにくい靴底があればそれを使いたいと思っていて、このハイパーVを見つけた時からずっと愛用しています。

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滑って転んで死亡事故に至る事例は年間で4000件弱あるそうです。このハイパーVソールは従来製品の2.5倍の防滑特性があるそうです。私の使用感としてもあまり滑らないことは実感できています。そして、この靴底はなかなか丈夫にできており靴底がダメになる前に靴そのものがダメになる感じです。
ハイパーVシリーズは普通のスニーカータイプやプラ芯入りの安全靴、長靴、厨房用の靴などがあり、仕事状況によって選べるようになっていますし、安全靴やスニーカータイプのものはメッシュ生地か合成皮(たぶん)を選べます。メッシュ生地だと夏場でも蒸れたりはしないようですが、メッシュだけに生地がちょっと弱く靴の曲りの部分で破れてしまうようです。でも十分に使った後の状況で、特に問題ないと思います。また、新品の時、白っぽい靴下を履いてから靴を履くと若干色移りがするようです。
合皮のほうは靴のべろの部分が靴と一体になっており、べろと靴の切れ目がないため、水がかかっても安易に中へ透すことはないようです。濡れにくいからと言ってびしょびしょな場所で使っていると中まで濡れちゃいそうな感じもしますが。

また、靴底だけでなくゴムのシートも発売されており、水を使う滑りやすい場所に敷いておくこともできるようです。
まだ使ったことない方で床の滑りやすさにお悩みの方は使ってみてはいかがでしょうか?ギャグの滑りやすさについては効果はないと思いますけど(笑)

あっ、大切なことを書き忘れていました。冬場になると都内でも雪に見舞われることが多くなった昨今ですが、このハイパーVソールは雪や氷に対しての滑りに対しては想定外で、研究対象にしていないとのことです。つまり、雪や氷で滑るからと言ってハイパーVソールの製品を購入しても対策にはなりませんよと公式では言っているようです。少しの効果はあるでしょうが、とのことです。お気をつけて!

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