マスキングテープ

マスキングテープとは、ペンキ塗りなどの仕事をするときに、汚したくない部分をテープで覆って(マスキング)保護・養生するためのテープです。とある物体と物体を接着するために使うテープとは違って、はがしやすいがそれなりの接着力が求められるというかなりの技術が必要な商品になります。

マスキングテープの色とその特徴

<スポンサーリンク>


マスキングテープにはいろいろな色がありますが、工事用のものは色に意味があってそれぞれいろいろな特徴を持っています。
例えば、ガラスとサッシの隙間のシール(固いゴムみたいなやつ)を施工するときには、サッシとガラスに接着のよい水色のマスキングテープを使います。
シール屋(防水屋)さんは、サッシと躯体(コンクリートなど)の隙間をシールするのに青色のマスキングテープを使います。これ、真っ直ぐに貼りやすいんですね。

緑色のマスキングテープは貼る部分が凸凹していたりする部分に使います。テープが柔らかいのでよくなじみます。したがって曲線で貼りたいときには緑色のマスキングテープを使うといいと思います。

黄色のものはよく塗装屋さんが使っています。溶剤に強かったり、テープ自体もしっかりとしているのではがす時に裂けたりしにくかったりするので、塗装が乾いて固くなったりしたときにマスキングテープをはがすのを想定して黄色のものを使っているようです。

塗装で使うマスキングテープ

以前、マスキングテープの色について防水屋さんに尋ねたところ、いろいろ教えてくれて、

「今日は緑の気分だから緑ね~、ってわけじゃなんだね(笑)」

と言ったら大笑いされました。あはは・・・。(笑)

装飾用というマスキングテープの新しい用途

最近ではこのマスキングテープを装飾用に使う人が多くなってきたようです。
はがしやすいということで、壁の模様替えをするのにいちいちはりかえるよりも壁紙の上からテープを貼って模様替えをするという感じですね。

このような動きに対応してか、メーカーのほうもカラフルな色のテープを発売したり、模様入りのテープを発売したりしてマスキングテープの市場は活気づいているようです。このようなテープはホームセンターにはなかなかお目にかかれないですけどね。

工事用のコーナーには置いてないので文具コーナーとかにあるのでしょうか。なければ今では通販がいいと思いますが。
なかでも「mt」でおなじみのカモイ加工紙というメーカーのものが有名だと思いますが、各社いろいろと工夫を凝らしたものを発売しているようです。

綺麗な施行例がいっぱい掲載されているマスキングテープの通販はこちらからどうぞ

また、マスキングテープのカラフルな模様を利用して絵をかくということをやっている人たちも出てきて、さらに新しい動きが出てきたように思います。ある催し物やキャラクターのグッズとしてもマスキングテープは使われているようで、製造業者さんは「してやったり!」って感じなんじゃないでしょうかねぇ。

がんばりましたね(笑)

今じゃ、「マスキングテープ=マステ」ですからね。マスキングテープで描いた絵は「マステ絵」ということですから、かなり世間になじんで愛されてきていることがこういうことからもうかがえると思います。
興味がある人はツイッターで#マステ絵 #マステ で検索してみてください。

マスキングテープを装飾用に使う時の注意点

マスキングテープを壁紙に施工するにあたって少し注意しなければならないことがあります。
まず第一に、マスキングテープ自体は2,3日以内にだいたいはがしてしまうものですから、何年もの長い期間の使用には向いてないものもあるということです。

特に日当たりのいい場所での使用では、紫外線によるテープの劣化が進み、はがれるどころかクロスと一体化してはがしにくくなることも考えられます。工事ではアルミサッシに貼ったテープをそのままにして置いた結果はがしにくくなることが多々あります。

日当たりのいい場所では壁紙の日焼けが起こります。その際にマスキングしているとその場所だけ日焼けをせずに、テープをはがした時にテープの跡がくっきりとわかるということが考えられます。これ、汚れではないので元に戻る可能性は低いです。しばらく放っておいて色の段差がなじむようにするしかないですね。

また、最近では模様の印刷があるマスキングテープも発売していることから、その模様が壁紙へ色移りしてしまう可能性もあります。単色のテープでも同様です。
クロスに湿気の浮かびやすい部屋ならテープの剥がれも考えられるでしょう。

ですので、壁紙にマスキングテープを貼った時には、たまに一部分を剥がして確認してみればいいと思います。これが一番簡単なトラブル解決法だと思いますね。

最近では幅の広いマスキングテープも発売されて、なかなか魅力的なものになってきたような感じがありますね。使ってみたい気持ちもわかります。ただ幅の広いテープは意外と貼りにくいもので慣れが必要だと思いますよ。

お勧めしたいマスキングテープの装飾用途

マスキングテープの用途
というわけで、マスキングテープは何年もの使用にあまり適さないものだと思いますので、誕生日会やパーティーを開催するときの部屋の装飾として用いればいいと思います。クリスマスパーティーなどこれからも活用できると思います。また学校では文化祭の時の飾りつけなんかにも合いそうですね。

いろんなテープがありますがマスキングテープもだいたい一本が25メートルくらいですので、意外と長いと思われますが、使ってみるとすぐになくなります。25メートルってこれくらい?って思うくらいです。

あまりにもたくさん使うようだと意外にお金がかかっちゃいますよ~(笑)

<スポンサーリンク>