駐車場の区画線

駐車場の白線はだんだんと劣化するもので、見えづらくなってきているものが多々見受けられます。
また、アスファルトなど駐車場の地面にかかれた駐車場の番号なども同様に見えづらくなっているものもあります。
そういう場合にどんな補修方法があるのかということについて書いてみたいと思います。

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駐車場の白線や黄色い線を補修する場合

劣化してきた既存の白線や黄色い線を補修する場合は、その上から塗料を塗ればOKだと思います。
劣化の具合によっては、白線の表面に多少凸凹感が出ますが、それは許容範囲だと考えるべきでしょう。

補修にはこちらの塗料が使いやすいと思います。
ハードライン

このハードラインという製品、白線引きにはスタンダードとされる商品で、水性でもあり使いやすいです。
水性ということは、塗料使用後、水で洗って刷毛やローラーを掃除できますし、手などについた場合でも、乾く前なら濡れたウエスできれいにできます。

補修の仕方としては、まず、

  • 塗装する面をデッキブラシなどで掃除し、小石や砂、泥をきれいに取り除く(決して濡らさない)
  • 塗装する面を残して、幅5センチくらいのガムテープでマスキング(養生)する
  • 塗料をトレイに出して、ローラーで塗装する。乾いてから状態を見てもう一度塗装する(しなくてもいい)
  • マスキングを剥がせば出来上がり

とまぁ、簡単なんです。

線引き完成

塗料を塗る前にプライマーとして何か塗らなくてはすぐに剥がれてしまうのではないかと思うかもしれませんが、そこはそれほど深く考えなくてもよく地面にくっつくようです。しっかりと掃除はしないといけませんけどね。土に埋もれてしまっている部分を塗るときには、事前にしっかりと掃除しておいた方がいいと思います。乾いてからの施工になります。

マスキングに使うガムテープですが、クラフトテープでは地面との隙間ができて、マスキングがうまくいかない可能性がありますので、布養生テープなどのテープを使うことをお勧めします。

塗料を出すトレイですが、
塗料のトレイ

このようなものが100円ショップでも売っていたりしますのでそれを使うといいと思います。
写真のローラーは、細めで鉄扉などを塗るときに使うものですが、道路の場合はもっと大きめの径のローラーを使うと塗りやすいと思います。

天気がよく日の当たる場所だと、一時間もかからずだいたい乾いてきますので、重ね塗りするときにでもマスキングを剥がすときにでもだいたいそれくらいを目安にしておいてください。塗料自体は一回塗りでOKなのですが、余裕がある場合は二回塗りをした方がベターです。

塗料が乾かないうちにマスキングを剥がすと、衣服や関係ないところを汚してしまうことになり、とても残念な結果になります。

駐車場のナンバーの型を手作りする

市販のものももちろんありますが、DIYで駐車場のナンバー、数字の塗装をするにはどうすればきれいにできるか、という問題です。
ステンシルみたいな感じですかね、数字の型を抜いたものを手作りで作ればいいわけです。

パソコンで好きなフォントを選び、その数字をA4の用紙に大きく印刷します。
そしてそれをA4のクリアファイルに写し取り、カッターで型を切り抜けばステンシルの出来上がりです。
数字の8など全部切り抜けない場合は少し橋渡しの部分を残しておけばいいと思います。

クリアファイルの厚みが頼りない場合は、裏全面にガムテープを貼って補強すれば何回かは使えるでしょう。
それを地面に置き、上からローラーで塗れば出来上がりです。

少し手間はかかりますが、自分でフォントを選べるという利点もあり、なかなか楽しいと思いますよ。

既存の駐車場の白線を消したい

既存のアスファルトやコンクリート上の白線は、はっきり言ってきれいに消すことはできません。
専門家に頼んでも、アスファルトの上をガリガリとはがす為にそこの部分だけ傷だらけになったりします。
ですので、どうせきれいにならないなら、ということでこのようなものを使います。

ライン消し用塗料

同じメーカーから出ている白線消し用の塗料です。
新品のアスファルトの色を元に調合しているようで、若干色が濃いようですが、白線用の白と少しまぜて色を薄くするとのことです。
水性ですので、水で薄めても使えますが、若干透け感が出てきます。
なかなか同じ色にするのは難しいので、気休めと言ったところでしょうが、既存の線の区画を改めて引き直す時などには、どうしても既存の線が邪魔になるためにこのような塗料を使います。

既存のナンバーを消してみたのですが、
消したナンバー

こんな感じですね。
ちなみに色は水で薄めただけで、白はまぜていません。

トーチガスで溶かして使うタイプの線を引く

なんだかわからいような書き方をしてしまいましたが、あらかじめ作られた少し厚みのある白い文字や線をアスファルトの上に置き、それをトーチガスなどのバーナーで炙って溶かしてアスファルトに密着させるようなタイプのものもホームセンターにおいています。
ちょうどスライスチーズがトースターの中で溶けてパンにくっつくような感じです。

利点は、あらかじめ文字も綺麗に出来上がっているので手間が省けることと、ガス一本で施工できることだと思います。
しかし、車が隣接している場合は、火のもとに充分注意しなければならないのと、炙りすぎで白線が焦げてしまうこともあるのでなかなか難しいです。
きれいに施工できるようでなかなか綺麗にできない。
値段もそれほど安いわけではないので、どちらかというとペンキのほうが簡単だと思います。

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ホームセンターで見かけた線引きグッズ

最近、ホームセンターに行ったら、スプレー式のものが置いてありました。
線引きスプレー

養生の手間は変わらないものの、スプレーのほうが手軽ですが、線の厚みをかけるにはやっぱりローラーのほうがいいと思いますけど、適材適所でしょうね。
ナンバーなどはスプレーのほうが早いでしょう。

このスプレーをセットして線を引くグッズも置いてありましたが、運動場の白線引きを思わせるこの道具、路面の凹凸を拾うと思うので真っ直ぐ引くのは至難の業かと思いますがどうなんでしょう?買った人のレポートを見てみたいと思います。

線引きグッズ

また、これは試していないことで自分ではやってみたことないことなんですけど、白線の滑り止めに少量の珪砂を混ぜて塗装すれば多少の滑り止めになるかと。
耐久性はないかもしれませんけどね。
自転車やバイクで雨の日に白線の上で滑って転んだ経験のある人も多いのではないかと思います。

普段塗る場所っていうのが、もうすでに凸凹で滑り止めも何も必要ないところが多いもので(笑)