シナべニアってご存知でしょうか?
よく棚板などに使われている合板です。ラワンの合板にシナの木の薄い板を貼り付けたもので、表面は木のやわらかい感じがでていてなかなか使い勝手の良い合板です。壁板などに使っている場合もありますが、棚板としてよく見かけます。
ですのでここでは棚板のシナべニアの掃除方法について書いてみたいと思います。
ちなみに意外に安価ですので日曜大工でも使ったことある方がいらっしゃるかもしれませんね。
このシナべニアの特徴は熱圧接着していて水分をあまり含んでおらず、水分によっての膨張収縮をあまりしない、ということがあげられるそうです。
膨張収縮しないってことは木材の板にありがちな反るってことがないのです。いや、反りにくいんですね。
合板でも普通のべニア板はすぐに反ります。例えば地面にべニア板を敷くとしましょう。板の下側は地面からの湿気で膨張、上は太陽の光で乾燥します。そうするとUの字に反るのです。
これは新しい水分が多いべニア板に多い事柄でして、古い水分が飛んでしまったべニア板では反ったりすることは少ないです。
シナべニアは内部に水分を貯めないので反らないんですね。ということは逆に考えれば水洗いできるということです。
洗い方としては、まず園芸用のシャワーなどでまんべんなく板を濡らします。
それからバケツに洗剤を溶いてブラシやパッドを使い板を洗います。
再度シャワーで洗い流し、なるべく垂直になるように壁に立てかけて乾かします。
日向より陰干しのほうがよいでしょうね。風が抜けていればそれほど時間がかからずに乾きますよ。
こういう棚板って何かが擦れてついた黒い筋がついていることが多いです。
何かを引き出すときに引きずってしまって出来たんでしょうね。
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こういう汚れは乾いている時に紙やすりなどで削ってきれいにしたりしますが、この板を洗う過程で洗剤をつけた緑色のスコッチブライトで擦ると意外に楽にきれいになります。
擦るときは筋を追って擦るのではなく広範囲に丸く擦っていくのがコツですかね。
思ったよりきれいになりますよ(笑)