マンション購入

たまに話題になるのですが、バブル時代のマンションは景気がいい時期なだけあって贅沢なものをふんだんに取り入れて作っているので、今のマンションに比べたら古くても豪華だ、という意見なのですが実際はどうなのでしょうか?

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あの頃は予算もたくさんあって、人件費も充分に掛けることができたのでいいものが作れたはず、というのが普通の考えなのですが、これが本当のことなのかどうだかは一般化できない問題だと思います。予算が多いからいいものができるとは限りませんし、かといって予算が少なすぎても手も足も出ないという状況に陥ってしまいます。

確かにバブル当時は石材でも厚さが2.5センチくらいあったのに、今では1センチくらいと薄くなっていたりします。また、本物の石ではなく、タイルだったというオチもあります。ただ、タイルのほうがメンテナンスが楽だし使い勝手はいいと思いますが、本物志向?の方から見ればそれはまがい物というふうに思えるかもしれません。

そして、昔の建物には重厚感があります。部屋の中もそういう作りのものが多い。例えば収納の扉とかちょっとした凸凹の模様があったり厚みが厚かったり重さもあったりで、そのようなものが好きな人にはいいと思います。

最近のものはいい意味で軽い感じですね。軽いさわやかな感じという印象が強いです。シンプルな材質なものが多く、つやでピカピカしているよりはつや消しで梨地だったりして、マットな落ち着いた感じが多い。床もワックスかけてピカピカにするような床ではなく、マットな風合いを楽しむものが多いように思います。



いろいろ違いはありますが、外見だけでなく構造的な話も加味して、今のマンションと昔のマンションで一番違うのはやはりコンクリートの性能なんじゃないかと思います。

固まる前のコンクリート自体もかなり粘り気があってすぐに固まりますし、現場監督さんに聞いた話なのですが、それこそ倍くらい違うと言ってました。建築関係の人ってちょっと大げさに言うことが多いのでどうかとは思いますが(笑)それが耐震性能にもつながっているんだろうなと素人の私にも理解できます。
免震構造でなくてもその恩恵はかなり受けていることだと思います。

あと、防水関係の人と話したのですが、最近では屋上のコンクリートに液体の防水材を浸透させるだけの防水方法があるらしいのです。
普通、屋上の防水と言ったらアスファルトを利用したアスファルト防水と言われるものと、塩ビのシートを敷くシート防水くらいなのですが、その液体を浸透させる防水が成立するのも実はコンクリートの性能があってこそだ、と言ってました。
昔は漏水に悩まされる現場も多かったけれど、最近ではそんな話はほとんどありません。確かにそういわれればそうだなと思いました。

ガラスにしてもペアガラスという二枚張りのガラスを使用していると断熱効果も期待できますし、このようなテクノロジーはマンションの随所に採用されていますので、見えないところでもかなり違ってくるのだろうと思います。

例えば最近のレンジフードのシロッコファンなのですが、ワンタッチで外れるようになっていました。

シロッコファン

こういうのに出会うと地味に感動しますね。



新しいマンションの良いところばかり書いてしまったようですが、古いマンションの良いところはそのコストパフォーマンスでしょう。耐震性能のことは高いレベルでの話で、古いマンションでも充分に計算されたものだと言えますし。

最近リフォーム後の掃除にお伺いした部屋はかなりリーズナブルな印象でした。やはり、中古を買ってリノベーションはかなり魅力だと思います。わたしももし購入するなら中古を買ってリノベーションしますね。
間仕切りを取っ払って部屋を広くして使いたい。

光熱費がかかる?

いやいや、そこは気合で(笑)

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