エアコンの電装部

梅雨のジメジメした季節ももう少しで終わろうとしていますが、これから本格的なエアコンの出番がやってきますね。
私もいくつかエアコンクリーニングを行ってきました。
当たるのが初めての機種だったのですが、事前の準備と情報収集、それにお客さんの理解もあって何とかうまくこなすができてホッと胸をなでおろしている次第であります。



最近ではもうお掃除機能付きのエアコンが主流になってきているんじゃないのでしょうか?
家電量販店に行っても展示品のほとんどがお掃除機能付きになっていますね。実は先ほど話した事前の情報収集の時に量販店に行ってまじまじと実機を見てきました(笑)店員の目なんて気にしない気にしない。
通常のエアコンも売っているのでしょうが、店としてはたぶん利益の高い高価なものを売りたいのでしょうね、それは資本主義の世の中ですから仕方のないことだと思います。

ご自宅のエアコンはどちらのタイプなのでしょうか?
普通のエアコンですか?お掃除機能付きですか?
ここでは、私が個人的に思うお掃除機能付きエアコンや普通のエアコンの良し悪しについて語ってみたいと思います。

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世の中のお掃除屋さんはお掃除機能付きのエアコンクリーニングを嫌がる人が多い

お掃除機能付きのエアコンクリーニングは、通常のエアコンクリーニングよりもだいたい1.5倍くらいの値段設定にしているお掃除屋さんが多いかと思います。
それはなぜかというと、クリーニングできる状態まで部品を外していくのが大変ですし時間がかかるからです。
部品を外していく段階で破損してしまう危険もありますし、部品も多く無くしてしまう可能性も無きにしも非ずで、余計に神経を使います。
周りを水にぬらさないように養生してクリーニングする段階まで来ると、お掃除ロボット付きも普通のエアコンも変わりません。
ですので、お掃除屋さんとしては、そのようなリスクを避けるために、1.5倍の値段だとしても普通のエアコンのほうをクリーニングするのを好む人が多いかと思います。



お掃除屋さんが普通のエアコンのクリーニングを好むのには、もう一つ理由があります。
お掃除機能付きのエアコンも普通のエアコンも、同じように内部にカビが生えてきます。風の吹き出し口からみると、黒い点々が見えることがありますが、あれはカビですね。
これはエアコンの生まれ持った性格というか、構造上どうしてもそうなってしまうものなのであります。
お掃除機能はほこりに対しては有効ですが、カビに対しては有効ではありません。ほこりがカビの原因の一部になることはありますので、その対策がカビ対策の一部になっていることはあるでしょうけど、結局カビが生えてきてしまいます。
こうなってくると、お掃除機能って?って感じに思えるかもしれません。
こういう状況を見てきたお掃除屋さんの多くは、メンテナンスしやすく費用も安い普通のエアコンを買って定期的にクリーニングするのがベストな選択なのではないかと考えています。
普通のエアコンですと、自分と考え方が同じだと感じて、お客様目線でナイスな選択だと思うのではないのでしょうか。

お掃除機能付きエアコンの宣伝の仕方があまりよくないのではなかと

私はというと、普通のエアコンでもお掃除機能付きエアコンでもどちらにでも対応していけるような技術を身に付けなければいけないなと思いながら、なかなかうまくはいっていないような状況でしょうか。
どちらがいいとか悪いとかはあまり最近は思わないですね。お掃除機能付きエアコンでも霧ヶ峰のようなほんとに分解しやすいエアコンもあることですし。

ただ気になるのは、消費者がお掃除機能付きエアコンはホントにメンテナンスフリーだと思って購入しているのではないか、ということですね。
機械が自動で掃除するならエアコンクリーニングも必要ない、と思っているかもしれないということです。
エアコンを購入するときにこんなことまで説明はしないでしょうから、たぶん誤解が生じている可能性が高いと思います。これは悲劇ですね。

私がお掃除機能付きのエアコンに問題点があるとしたら、そのエアコンクリーニングのむずかしさではなくて、その宣伝の仕方だと思っています。
もし、このことがちゃんと消費者に伝わっていれば、もう少し普通のエアコンの売り上げの割合は大きくなるのではないでしょうか。

お掃除機能付きエアコンの天端が気になる

あと、お掃除機能付きのエアコンの構造で、ちょっと気になる点があるので言っておきたいと思います。
天端の部分なのですが、一番ほこりがたまる部分なのですが、ここが薄いフィルター丸出しの機種があって、いくらほこりを取り除ける機能があっても、ほこりが溜まるようにできているように感じるのはいかがなものかと。
ここに外付けのフィルターでもあれば全然違うだろうなとも思います。

しかしですよ、そのフィルターを掃除するのを機械が自動でやれるようにしたのがお掃除機能付きのエアコンなのですから、これは本末転倒になってしまいますね(笑)



最後にエアコンの電気代の節約の知恵みたいなものなのですが、除湿でなんとかいけるようでしたら、冷房よりも除湿で設定すると電気代はかなり違うようです。自分の家はそうしていますが、具体的にどれほどということはわかりません。
気になる人はやってみてくださいね。

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