タイルの種類と貼り方について
タイルは大きく分けて内装用と外装用に分かれます。それぞれの特徴や貼り方について説明したいと思います。
内装用タイル
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いろいろな種類が発売されてますが、一般的なのはキッチンやお風呂の壁に使われてる陶磁器タイプのタイルです。だいたい目地が白のやつです。
タイルを壁にくっつける接着剤としては、有機溶剤タイプのものが簡単でいいと思います。石膏ボードにも使えますしね。
接着剤をくし目引きして(専用のコテあります)その上にタイルを貼っていきます。普通のタイルは9枚が紙でつながってますのでそのまま貼ります。一枚一枚貼る場合はタイル側にも少し接着剤をつけておいた方がいいですが、つけすぎると目地からはみでてしまいますので気をつけましょう。
貼る場合に目安となるのが墨です。水平器で水平を出してそこからおって何本か水平線、垂直線を引いておきます。見にくい場合はその線の両端に釘を打って糸を張ります。
タイルを切る場合は専用のカッターがありますけどいちいち買うと高いです。サンダーにタイル切断用の刃をつけて使う場合もありますが埃が出ますしこれまた高価です。
いちばんいいのは貼る場所をタイルの寸法にうまく合わせるってことでしょうか。だいたい100ミリ角になっています。
接着剤が乾いたら次に目地をいれます。目地の色は白、グレーなどがあります。ウレタンが付いたコテで行うのですがない場合は硬いスポンジのようなものでかまいません。粉状になってますので水で溶いて使います。ソフトクリームくらいの柔らかさでいいのではないでしょうか。それをコテで目地に埋めていきます。なるべく余分なはみだしがないようにしておいたほうがいいです。目地が乾いたら乾いたウエスで余分な目地材を拭きとって完了です。
外装用タイル
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こちらはマンションの壁面などに使われているものです。
だいたい貼り方は内装用と同じなんですが、材料が幾分違ってます。タイルを貼る材料としてタイルセメントっていう専用の接着効果の高いセメントがありますのでそれを使います。くし目引きせずにコテで塗ってからタイルを貼りポンポンと全体をたたいて圧着させます。
水平は水平器を使ったり建物の柱や角などからおってみてください。地面からひっぱると水平ではない可能性があります。また、街にあふれているタイル面はすべて水平垂直になっているので、もし比較できるところにあれば透かして見てみるのもいいでしょう。
目地材は専用のものがあります。だいたいグレーです。これも内装用と同様に目地に埋めていきますが、目地をいれて少し表面が乾いたらスポンジを水でしぼり、それでタイルを拭いていきます。それで一応完了なのですが、後日(3日くらい空けて)サンポールを5倍くらいに水で薄めてブラシで洗い、最後に水を流してみてください。タイルに残っていたセメントが洗い流されますのでよりきれいになります。セメントがとりきれない場合はサンポールをもっと濃くつかってみてください。
これにて完了です。
タイル購入や貼り方に関するアドバイス
タイルは一枚一枚購入できますし接着剤や目地材もビニール袋にいれて小分けして売ってくれます。
(有機溶剤接着剤は無理かも)
何種類かの色のものを買って模様にしてもおもしろいですし、それらを一度割ってから模様にして貼ってももおもしろいです。楽しみながらやれると最高ですよね。
また、タイル工事で重要なのが下地、貼る面です。ここが平らでないと絶対うまくいきません。平らかどうか確かめるにはまっすぐな角材などを壁にあててみてください。あまりにも平らでない場合はモルタルなどで補修しておきましょう。
最近では個性的な輸入物のタイルなど、思わず欲しくなってしまうようなものが多数あります。これらを購入するときには、何かあった時の補修用としてちょっと多めに買ってストックしておくことをお勧めします。タイルが一部割れたからと言ってお店に買いに行くともう売っていなくて在庫すらない、もう生産していないということがよくあります。
最近ではホームセンターに上の写真のようなタイルに関する安い道具が売られてます。これらを使うのも一考ですね。ちなみにタイルを切る道具です。
※写真は島忠でした。ありがとうございます。
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お掃除番管理人からひと言
タイルは目地をまっすぐにして貼ることができれば、だいたいきれいに仕上がります。