クエン酸と酢は同じようなものです。
どちらも酸っぱいからというのではなく、科学的に見てそうなんです。

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クエン酸と酢ってどんなもの?

クエン酸は昔はレモンや柑橘系の果汁から採取される高価なものでしたが科学の発達によって食物のデンプン(さつまいも)を主原料として作るようになってから安価に手に入るようになりました。
もちろん健康自然食品です。ジュースや化粧品、医学の分野でなくてはならない存在です。
酢(食酢)には酢酸が5%ほど含まれています。おもしろいことにこの酢酸は体内にはいるとクエン酸となって働きます。食酢には酢酸のほかクエン酸、リンゴ酸、コハク酸等が含まれています。
このようなことから酢とクエン酸は酸度は違えど非常に似ているものだということがわかります。(クエン酸の酸度は食酢に含まれる酢酸の3分の1です)
酢には臭いがありますのでクエン酸とうまく使い分けて使えばいいいと思います。また、重曹ともお互いの中和剤としてセットで考えたいところです。

クエン酸

酸性の汚れとアルカリ性の汚れという分け方を考えてみる

ちょっとここで汚れについて考えて見たいと思います。
汚れには酸性の汚れとアルカリ性の汚れがあります。
酸性にはアルカリ性(重曹)を、アルカリ性には酸性(クエン酸、酢)を使うと汚れは落ちます。

酸性の汚れ・・・・・・重曹をつかう

油、バターなどの油脂、ビール、手垢、湯垢、生ゴミの臭い、腐敗臭、嘔吐物(駅の嘔吐物処理のおがくずには重曹が混ぜてある)

アルカリ性の汚れ・・・・クエン酸、酢を使う

尿の汚れ臭い、電気ポット内部、魚の生臭い臭い、タバコの臭い、石けんカス、鍋に残った野菜のアクの黒ずみ

このように考えるとわかりやすいですよね。
汚れの性質と逆性のものを用いて中和するようなかんじで汚れを落としていくわけです。

クエン酸と酢を日常のお掃除に使ってみよう!

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トイレの掃除

便器の汚れはアルカリ性なのでクエン酸、酢をつかいます。トイレットペーパーで湿布後洗い流してください。
また、クエン酸をカップなどにいれて便所の隅にでも置いておくと消臭剤になります。

キッチンシンクの掃除

こちらもキッチンペーパーなどで湿布して洗い流し最後に中和をかねて重曹の研磨効果を利用し磨いてみてください。
上の便器の掃除の最後に重曹をつかってもいいと思います

お風呂の掃除

蛇口、鏡、風呂桶についた水垢に効果があります。こちらも湿布後重曹で磨いてみてください。

排水口の掃除

重曹と酢を同量排水口にいれてそこに熱湯をかけます。するとシュワシュワと二酸化炭素が発生しますのでふたをします。
30分程度そのまま放置すれば綺麗になってます。

以下は参考に

・電気ポットの中の掃除(50グラム程度いれて水を加えて通電)
・食器洗い機の中の掃除(50グラム程度いれて運転)
・入浴剤として
・石けん洗濯後のリンスとして

その他いろいろです。
本来は健康食品ですので飲み方を工夫してみるのもいいと思います。
効能についてはここでは省略します。
一口で言えば疲労回復に効果ありです。

※ 注意しておかなくてはならないのはクエン酸、酢とも「酸」ですので塩素系のものと反応して塩素ガスを発生させるということです。
エコだからといって甘く見てはいけません。ハイター、カビキラーなどと混ざらないようにしましょう。

クエン酸も重曹と同様にグレードがあります。
工業用でない限り大丈夫かと思われます。
上の写真のものは薬品グレードのものです。

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お掃除番管理人からひと言

クエン酸と重曹とのシュワシュワは楽しいです。

なお、クエン酸を購入希望の方はこちらから
重曹洗濯でおなじみマツミヤクリーニング
食品添加グレードのクエン酸1㎏1100円です。