光触媒とは、実はもう身近な技術でして、大きなショッピングセンターやビルの外壁などで使用されています。
いつまでたっても外壁がきれいなビルってありますよね?
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なぜかそれほどクローズアップされることのない光触媒という技術
有名にならない、ということは一般に浸透してこないということなんですが、製品化が難しいのでしょうか、それともいわゆるコスパが悪く、比較的高価な商品なってしまい、あまり売れていないのでしょうか?確かに2000円~3000円の商品が多い様子ですね。
今これを読んでくださっているあなたは、光触媒という言葉を聞いたことはありますでしょうか?なかなかテレビでも特集を組まないですし聞いたことのある方は少ないかなと思います。しかしこの技術はこれからの生活環境にとってはなくてはならないエコな技術だと言えるでしょう。
光触媒とは簡単に言うとどんなもの?
光触媒という名称だけ聞くとなんだか難しい感じに聞こえますが、簡単に言いますと建物の壁などに光触媒で多く用いられている二酸化チタンという物質でできた溶液を塗ると汚れが付かないのです。分解してしまうんですね。しかも抗菌効果や消臭効果もありますしホルムアルデヒドなどのシックハウスの原因となる有機ガスも分解してしまうという素晴らしい技術なのです。光触媒に用いる二酸化チタンは食品添加物であり化粧品にも使われている安全な物質なんですよ。
ただし、この効果が得られるには日光が当たることが条件となります。光触媒と言われる所以ですね。しかし現在では室内の蛍光灯でも反応がおこる可視光応答型や二酸化チタンの替わりにタングステンを用いるといった研究がおこなわれていてこれから私たちの生活に良い影響を与えようとしています。この技術のさらに素晴らしいところはその効果が続くということではないかと思います。
理論上は永久的なのですが自然界ではいろいろなことが起こりますし故意ではなくても人為的に影響を及ぼすこともありますので半永久的という表現を用いることが多いです。
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例えばとある一軒家に光触媒を施工したとしましょう。
外観は光触媒のセルフクリーニング効果で汚れが付きにくくいつまでも綺麗ですし、部屋の壁紙に施工することによりタバコや料理などの臭いを分解してくれます。また、同時にウィルス感染予防対策にもなっています。しかも半永久的にその効果が持続するならこれは素晴らしいことです。
現在でも大きなビルの外壁や病院内、バスなどに使われている技術です。なかなか知る機会が少ないかもしれませんが。
また、光触媒を施工した面は超親水となるので車のガラスに水滴が付いたりせず見やすい状態になります。
お風呂の鏡に使うと良くわかりそうですね。
興味のある方はこちらのホームページでどうぞ。
写真は手軽な光触媒のスプレータイプです。
これはちょっと高価です。ただしSITPAマークが入った光触媒製品ガイドラインに沿った製品です。
普通のスプレー式なので業者に施工してもらうより定着率がもしかしたら悪いかもしれませんがその効果を試してみるにはお手軽なサイズだと思います。ペットの臭いの消臭にも安全に使うことができますよ。
私はこれをエアコンを掃除した後の吹き出し口にスプレーしています。可視光型ではないのでそれほど効果がないかもしれませんが。光触媒に関してはスプレーや造花、空気清浄機などいろいろなものが出回っていますので効果を確認しながら使って頂くといいと思います。トイレの消臭などを考える場合、芳香剤よりもまず光触媒を用いたほうがいいと思います。
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お掃除番管理人からアドバイス
マンションのペンキ塗りの腰壁などは、雨で黒い筋ができやすいですよね。
そういう場所にも光触媒はいいと思います。 ちなみに光触媒と光合成は似ているようで違います(笑)