スマホ

今、日本にガンズアンドローゼズ(GUNS N’ROSES)が来日していてライブをしているようだが、なんと会場内でのスマホ撮影がOKらしいのだ。もうここまで来たかって感じがしたので書いてみた。

スマホ撮影ってもちろんカメラでの写真撮影のことなんだけど、スマホの機能を考えると、それは動画撮影であったりもするし、ペリスコープなどのソフトで外部にも配信される可能性があるということを表している。それでもかまわないんだな、ということらしい。

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スマホがいくら4K2Kに対応しているからと言っても限度があるし、しかもライブの客席からと考えると、それなりの写真や映像しか撮れないだろうし。まさかさすがに一眼レフやレコーダーを持ち込んでの撮影は禁止だと思うので、それくらいはOKにしているということなんだろう。

昔は、写真撮影はもってのほかで、まず禁止だったのだが、ハイテク化する撮影機器に取り締まりは不可能だと感じたのだろうか。
これとCDやDVDなどのソフトが売れなくなったこととやっぱり関係があるように思う。


まず、ガンズもそうなのだが、来日してドームをほぼいっぱいにするくらいの人気のバンドであるから、世界的なバンドで、市場も世界的なんだということだ。
日本でのライブはごく限られた地域の興行なので、世界的に見たら小さなもので、逆にファンからすれば、現地の様子などは気になるものだから、ファンサービスの一環としてスマホ撮影を開放しているんじゃないだろうか。

地元をツアーしていないときでも、バンドのことを想っていてほしいというか注目を集めたいと思うなら、これはかなり有効である。海外のフォーラムでもそのことで話題が溢れるだろう。

ということは、そこに重きを置かず、そこで稼ぐことを考えず、実際にライブに来てもらうことで稼ぐということに切り替えたのだろう。
でも、ここまで来たか、という感じを受ける。

昔は海賊版とか言って、英語ではブートレグだが、音源だけでも違法に稼ぐレーベルとかあったりした。が、しかし、最近ではみんな気軽に海外タレントのライブ映像などをネットに上げることが多い。

こういうのも、単なる費用のかからないプロモーションの一環として考えているのだろう。
とにかくライブに集客するのだということが大切なのかもしれない。そして、グッズを買ってもらうことも大切だろう。




こういう動きを受けて、日本のアーティストたちはどのように動くのだろうか?

今日、神戸でガンズの公演が行われたが、前座にBABYMETALが出演した。
もちろんスマホカメラがOKということでかなりの写真がツイッターなどに挙げられていた。
これはもうしょうがないことなんだろうなと思う。自分たちのライブでもないのにアナウンスで「ダメ、ゼッタイ」なんて言えないだろうし。

もし、日本でこのようなスマホ撮影が解禁されたら、かなり精巧に撮影する人が現れて神扱いされるだろうと思う。
でも、これは結局、撮影はOKだけど肖像権や著作権はあるのでその辺で問題が発生するだろう。
昔よく言った、個人的に楽しむ範囲ならOKということなんだろうと思うがどうなるんだろうか。

まぁ、撮影ばかりしてライブを楽しめなかったとか言ったら本末転倒なのでほどほどにしたいところだし、そのうち飽きるだろう。

いろいろ動画とか写真を見たりしたが、雰囲気を感じるくらいのものが多い。
これが外国アーティストが撮影を許可している理由なのだろう。これくらいだったらね、っていう。

はっきりいって、撮影してもそんなに振り返って見るもんでもないと思うんですよね。
結局脳や心に刻まれたものしか覚えてないと思うし、それが大切なものなんじゃないかと。

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